「俳優・女優になるには、やっぱり顔が良くないとだめ?」
「正直、容姿に自信がない…。俳優なんて無理なのかな」
「こんな自分でも俳優として活動していく方法はないの?」
俳優は人気を集める職業のため、容姿の美しさが重要だと言われがちです。
芸能活動経験ありの筆者からすると、確かに顔が良いと俳優として有利ですが、それだけで人気が出ることはありません。
この記事では、俳優になるのに容姿の良さがどれだけ関わるのか気になる人に向けて、以下の内容を紹介しています。
この記事の内容
- 俳優の人気は顔の良さだけで決まらない!その理由
- 顔以上に重要!俳優として活躍するための具体的なポイント4つ
- 俳優を目指す人に伝えたい、継続力の大切さ
この記事を読めば、人気俳優になるために必要な考え方が具体的にわかるようになります。
ぜひ最後まで読んで、あなたの夢を叶える手助けにしてください。
関連記事
俳優や女優になるのに重要なのは顔だけじゃない
俳優にとって、容姿が優れている人は間違いなく有利です。
ですが、顔が良いだけで俳優として売れ続けていくことは難しいです。
それには、以下のような理由があるためです。
- そもそも演技力がないと難しい
- さまざまな役者が集まることで作品が輝くから
- 「人を不快にさせないこと」が重要だから
どのような意味があるのか、詳しく解説します。
そもそも演技力がないと難しい
まず俳優をやる以上、演技力がないと売れ続けていくのは難しいです。
日本の俳優業界では確かに、ルックスが重視されがちな傾向があります。
視聴率主義の日本の地上波のテレビ業界では、主演は演技力の上手い下手よりも誰が出ているか(知名度や人気)ベースでドラマの視聴率が左右されることが多いからです。
とは言っても、やはり演技が全くできないとなかなか監督に選んでもらうことは厳しいです。
顔が良いだけの俳優は、次第に仕事がなくなっていきますし年齢を重ねるにつれその席はどんどん奪われていきます。
顔が良いことはもちろん有利ですが、演技力がないと長く売れ続けることは難しいでしょう。
作品作りにはさまざまな魅力が必要
有名俳優が必ずしも美男美女かというと、そうとも言い切れないですよね。
それは、ドラマや映画などの作品作りには多様な人材が必要になるからです。
容姿端麗な人だけではなく、恰幅の良さや三枚目顔を活かして活躍する俳優は数多くいます。
見た目の華やかさだけではなく、現場で求められる個性を持ち味にできているかがカギになっていきます。
顔が良くなくても個性派俳優としてのポジションを得ることができます。
「顔が良いか」だけでなく「不快にさせないか」も重要
いかに顔が良くても、清潔感がなかったり言動に問題があったりする俳優が生き残るのは難しいです。
俳優という職業は、人気をお金に変えるという側面があります。
人気を維持するためには「どれだけ多くの人に求められるか」「どれだけ人に嫌われないか」のどちらも求められる職業ということです。
そのため、俳優は顔の良さだけでなく身だしなみや人となりも重要となるのです。
またキャスティングをする人(監督やプロデューサー)なども人間です。
自分が気に入った人間を使いたいと思うのは当然です。
そういう人に好かれる俳優は業界で長生きしていきます。
俳優・女優になりたい人が顔より重視すべき4つのポイント
ここまでで、俳優には優れた容姿以上に重視される部分があることをご紹介しました。
次に、俳優に求められる顔より重要なポイントとは何なのか、具体的に解説していきます。
顔より重要なポイント
- あなただけの演技
- 姿勢の良さ・清潔感
- SNSの活用
- 自己プロデュース力
どれも地道ながら非常に重要な要素です。
これらのポイントを押さえることで、売れっ子俳優への道が拓けます。
1.あなたにしかできない「演技」
自分の個性を把握し、あなたにしかできない演技を追求するのも大切です。
ただ「演技がうまい」という漠然としたものではなく、例えば「優等生役の演技なら○○さんが一番うまい」と思ってもらえるように自分のポジションを確立しましょう。
演技力は技術なので、他の俳優ができないことを自分だけできるという状況はすごく有利です。
自分の身体的特徴や得意を把握し「目が涼しげだからクールな役が向いてそう」「甘い声を活かしてあざとい役ができるかも」といった形で自分の向いている方向性を探ってみましょう。
ココがポイント
どんな役もこなせる演技力を身につけるのは大前提。そのうえで「自分の特に得意なジャンル」があると、売り出しやすくなります。
2.姿勢の良さ・清潔感
俳優として活躍するためには数々のオーディションに合格する必要がありますが、オーディションはプロフィール写真が重視されることが多いです。
プロフィール写真を見た人に「次の選考でこの人に会ってみたい」と思わせれば二次審査に進めます。
そのためには「身だしなみで減点されないこと」と「何かある人だと思わせること」がポイントです。
清潔感・姿勢で減点されないこと
プロフィール写真では、姿勢と清潔感で減点されることがないようにしましょう。
ニキビやクマなどは自己管理ができていないとしてマイナス評価になりがちです。
また、姿勢が悪いとポーズが決まらずどこか不自然な印象になります。
どちらも生活習慣で改善できるので、日頃から気を配りましょう。
何かあると思わせる
プロフィール写真を見た人に「この人は個性的だから会ってみたい」と思わせる戦略もあります。
自分の個性を活かす服装やポーズで撮影することで、あなたの魅力を最大限引き出した写真を撮れます。
ただし、単に奇をてらった写真では失敗する可能性が高いです。
自分の長所を見せる工夫が必要なので、個性をよく把握した上でポーズや服装を考えましょう。
オーディションについては以下の記事でも合格のコツを解説しています。
未経験でも芸能事務所のオーディションに合格できるコツを徹底解説!
3.SNSのフォロワーが多いと有利
最近特に重要視されてきているのがSNSなどのフォロワー数です。
芸能活動を始めるにあたって、SNSのインフルエンサーはかなり有利です。
なぜなら映画やドラマ、演劇などは売上や視聴率が何よりも重要です。
つまり、起用すれば多くの人に注目される人気者は、俳優として現場で使われやすいのです。
特に最近はテレビ局もお金がなく若い世代のテレビ離れが顕著で、若い世代からの視聴率集めに必死です。
そのためSNSのインフルエンサーは俳優としても有利です。
特にフォロワー数だけでなく自分の投稿にいいねやリツイートで頻繁に反応してくれる人(アクティブユーザー)が多いと非常に強力。
フリーの芸能活動で5千~1万人くらいフォロワーを獲得できると、芸能事務所に所属する際もアピールできる実績になるでしょう。
ココがポイント
今は動画配信などで個人でも活動を発信しやすい時代。事務所に所属していない人はまずSNSに力を入れるのもおすすめです。
4.自己プロデュース力
人気俳優になるためには、自分の強みを個性に変えていける自己プロデュース力が重要です。
現代では顔が良くて芝居も上手な俳優は数え切れないほどいるため、プラスアルファの魅力を世間に発信し続けなくてはいけません。
料理やゲーム、歴史など、趣味や好きな分野で誰にも負けないような知識や経験を身につけることで、他の俳優にはない価値を自分に付けられます。
ココがポイント
俳優として売れたい人は、常にプラスアルファで提供できる「価値」を考えるようにしましょう。
俳優や女優を目指すなら顔を気にせず行動あるのみ
人気俳優として活躍を目指す人は、以下のようなサイクルで活動を続けてみましょう。
- 姿勢や身だしなみを整える
- 自分の個性を見極め伸ばす
- プロデュースした自分を仕事現場・SNSで発信
- 現場やSNSでの反響を分析し改良
- 1に戻る
すぐには結果が出なくても、続ければ必ず実力が付きます。
そして、上記のサイクルと同じくらい大切なのが「芸能活動を始める・続ける」ということです。
人はつい「結果が出てから新しいことを始めよう」と考えがちですが、俳優としてのスキルには現場でこそ培われるものも多くあります。
俳優になりたい人は今すぐ芸能事務所に所属しましょう。
実際に今すぐ行動できる人とできない人で、俳優として成功できるかどうかが決まります。
俳優はまず芸能事務所に所属しないことには始まらないので、気軽に芸能事務所のオーディションなどに参加してみましょう。
下記で私が実際に受けた芸能事務所でおすすめのものを紹介します。
【実体験】受けてよかった芸能事務所オーディション
ここで私が今まで受けてきた芸能事務所のオーディションで一番良かったものを紹介します。
それは、アヴィラステージのオーディションです。
アヴィラステージは小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのモデルやタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
アヴィラステージが良かった理由としては、大手芸能事務所でありながら最近新人発掘に力を入れていて、所属できる可能性が高いということです。
芸能界で売れるためには大手の芸能事務所が重要であるというのはこのサイトでも散々お話ししています。
大手の芸能事務所というのは、人気が殺到しほとんどの人が所属できないのが現状です。
また私が過去にオーディションを受けた時は、5人くらいで1グループでオーディションを受ける形でした。
終始和やかな雰囲気で、簡単な自己紹介と特技などがあれば披露するくらいのオーディションでした。
またオーディション会場にクリス松村さんなどもいらっしゃって、色々な芸能界のお話を聞けたりもしました。
オーディション自体初めての人も多く、和やかな雰囲気で未経験でもとてもやりやすかったのを覚えています。
受けるだけでもとてもいい経験になったので、積極的に受けてみることをおすすめします。
女優や俳優になるには顔ではなく諦めない心が大事
俳優として活躍するために必要な要素についてまとめましょう。
俳優に顔は重要?
- 顔が良いと有利なのは事実。でも顔だけでは売れない!
- 売れるためには「不快にさせない」「個性を伸ばす」のが重要
- 自分の個性を把握しどう伸ばせば人気が出るか分析しよう
- 「演技力プラスアルファ」で価値を持った俳優を目指す
記事内で紹介したポイントはどれも難しく、しかも結果が出るまで年単位で時間がかかるものばかりです。
それでも諦めずに毎日努力を続けられる人が俳優として花開きます。
厳しくてもどうか諦めず、あなたの夢を目指し続けてください。

これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。