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麻雀

麻雀の押し引きについて。攻めと守り(おり)の判断基準とは?

2019年5月22日

まさき

これまで10年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。 出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。 芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。 運営者情報

今回は麻雀における押し引きについてご紹介します。

押し引きとは、他家のリーチや鳴きなどの攻めに対して、こちらが攻めるのか、安全牌などを切っておりるのか、という選択のことであり、麻雀において最も勝敗を左右する要素といっても過言ではないものです。

今回はその判断基準や打ち方についてご説明します。

麻雀の押し引きについて

押し引きは麻雀において、最も重要な要素であり一番実力が出るところでもあります。
なぜなら、手作りなどはツモ牌や配牌など自分ではどうしようもない要素が大きく絡んできますが、押し引きは100%自分の選択であり、勝ち負けに与える影響が最も大きい部分だからです。この押し引きの部分をいかに毎回正確な判断で行えるかが重要になってきます。
そのためには、「この場合は押し、この場合は引く」という明確な基準を持っておくことが重要となります。

※ちなみに私は最初のころ、麻雀本を読んで戦術を磨きました。これまで50冊以上は読みましたがその中でも私の雀力に圧倒的に影響を及ぼした本を1つ挙げておきます。
これを読んだことない人は必ず読んでください。表紙は説得力ないですが(笑)、麻雀観が変わります。
(今回紹介する「おしえて!科学する麻雀」のもとになった「科学する麻雀」は数学的な統計データを多用し難しいので、「おしえて!科学する麻雀」の方をまずは読むことをおすすめします)
おしえて!科学する麻雀

押し引きの基本

まずは押し引きを考える上での基本から。

まず、相手がリーチをかけてきた場合、当然ながら相手は確実にテンパイなので自分が危険牌を切って攻めるのか、安全牌を切っておりるのか、ということになりますが、押し引きを判断する上で重要な要素は「シャンテン数」、「打点」、「巡目」、「半荘の状況」となります。

シャンテン数:自分の手が何シャンテンなのか
打点:自分が上がった場合に何点の手なのか
牌の危険度:押す場合に捨てる牌の危険度
巡目:現在何巡目か
半荘の状況:東一局の平場なのか、南四局のラス目なのか

シャンテン数

押し引きを判断する上でまず一番重要なのが、このシャンテン数です。

結論から言うと、相手から先制のリーチが入った状況で、自分の手がテンパイしていない場合はほとんどが勝負になりません
安全牌を切って手を進める場合は良いですが、危険牌を切るには期待値に見合わないということです。

例えば、相手から先制リーチが入ったときに、自分がリャンメンターツ2つ残しのイーシャンテンの場合、テンパイするのは34種ある麻雀牌のなかから、4種を引いたときなので4/34となり、平均8巡~9巡かかることになります。

その間は相手に対してツモった牌を危険牌含め、切り続けなければならず、引けてやっと相手と同じアガれる保証のないテンパイ状態になるのです。

しかも、テンパイした頃には局の終盤になっており、終盤になればなるほど、残りのツモ牌も少なくなりアガれる確率は低くなっていくため、なおさら不利となります。
確率的には、赤あり麻雀における子のリーチの平均点5600点、親のリーチの平均点8000点を前提とすると、イーシャンテンから攻める場合には、16000点(倍満クラス)の手が必要であることがわかっており、これ以下の手の場合はほとんどオリるべきであるといえます。

打点

続いては、打点についてです。
打点も押し引きの判断において重要になることは言うまでもありません。

シャンテン数については上記で説明した通り、イーシャンテン以下、つまり自分もテンパイであるという状況以外はほとんど勝負にならないということをご理解いただいたと思います。

では、相手がリーチをかけてきたときに自分もテンパイが入った場合はどうでしょうか?
自分がリーチのみの手であればオリる人がほとんどでしょうし、逆に自分が満貫クラスの手であればこちらも勝負にいく人がほとんどでしょう。

では、実際に何点くらいあれば勝負してもいいのでしょうか

これを考える際には、打点以外にも影響してくるものがあるのでそれも含めて判断します。
打点以外で考慮すべきことは、自分と相手が親であるか子であるか待ちはリャンメン等の良形テンパイであるかペンチャンカンチャン等の愚形テンパイであるか、局が序盤であるか終盤であるか、です。

それぞれ何点くらいであれば、押してもいいのか、についてはこのあとの段落でご説明します。

牌の危険度

押す場合に捨てる牌の危険度です。
当然、押し引きの判断に大きく影響してきます。

巡目

巡目についても大きな影響を受けます。

序盤の巡目であれば、自分が追っかけた場合に残りのツモが多いので自分がアガれる確率も増えます。
さらにこれは相手にも言えることなので、相手がツモアガる確率も必然的に高くなります。

しかし、13巡目以降など終盤になると、自分が押したところで自分のアガれる確率は低く、相手のアガれる確率も低いため、流局になる可能性が高くなります。

このことから、序盤で追いかけることは相対的に価値が高くなりますが、終盤は押しても見返りが少ないため、終盤のほうが押すメリットとしては少なくなります。

半荘の状況

最後に、半荘の状況で押し引きの判断が変わります。

上記で説明しているのは、おおむね東一局の平場でのケースですが、例えば南四局でダントツトップ目であれば、オリ寄りの判断になりますし、もしくは南四局でラス目であれば、攻め寄りの判断になります。

ここはケースバイケースなので、他で説明している押し引きの基本的な判断基準をもとにその時に応じて判断していきましょう。

押し引きの判断基準

押し引きにおいて重要なのは、自分の中でこの時は押す、この時は引く、というような明確な判断基準を持ち、それを貫いていくことです。
今日はツイているから押す、今日はツイていないから引く、というのでは安定して勝つことができません。
まずは明確な判断基準を設けましょう。

細かく場合分けをしてしまうとキリがないので、まずは大まかなところから基準を作ってください。
確率と期待値でどういった基準となるのか、ここでは示しておきます。

なお、判断基準を考える上で、押すときの巡目と切る牌の危険度によって大きく影響を受けますが、ここで記載しているケースでは、追っかける巡目がテンパイの平均巡目である8巡目、追っかけリーチをするときに切る牌の危険度を10%の例として説明しています。

これらの巡目や危険度が違う場合についてどうなるかは、後述します。

他家が子、自分も子であるケース

子である他家からリーチが入っています。
このとき、自分がリャンメンテンパイになった場合に押すべきか、引くべきか、ということについて考えていきますが、上記でも説明した通り、赤あり麻雀における子のリーチの平均点6000点、親のリーチの平均点8500点となります。

ここでよく勘違いされるのは、相手の子のリーチの平均点が6000点であるならば、自分の手も6000点以上ないと期待値に見合わず、押すべきではないのではないか?という誤解があるのですが、それは違います。

実際には、子のリーチに対して自分が8巡目あたりでリャンメンのテンパイで危険度10%程度の牌を捨て、追いかける場合、およそ2000点ちょっとの手で期待値的には追いかけてオッケーとなります。
その理由をご説明します。

自分がリャンメンテンパイの場合

まず、子のリーチに対して自分が8巡目から追いかけリーチをする場合の自分のアガり率が約46%、相手のリーチに対して自分が放銃する確率が約24%となります。
つまり、自分が放銃する確率は自分がアガる確率の24/46なので、ざっくりとした計算で自分の収入が3130点(6000×24/46=3130)あれば期待値的には見合う計算になります。

自分がアガった時は相手のリーチ棒を含めて3130点程度の収入があればよいので、自分の手としては約2130点程度の手(2ハン程度)であれば、勝負してよいという判断になります。

これは統計上のデータにもとずくものですが、なぜ自分の放銃する確率が自分のアガる確率の半分程度(正確には24/46)なのかと言うと、相手のリーチに対して自分が追っかけリーチをした場合、起こりうる事象としては、「自分がツモアガる」、「自分が相手に放銃する」、「相手がツモアガる」、「相手が自分に放銃する」、「別の他家が自分に放銃する」、「別の他家が相手に放銃する」、「別の他家がアガる」、「流局する」などの事象があり、このうち自分が相手のリーチに対して押したことにより失点するケースは、「自分が相手に放銃する」場合のみです。

つまり、「自分が相手に放銃する」か「相手が自分に放銃する」の2パターンしか起こりえない場合には、50%ずつなので相手のリーチに対して押すのは、自分も相手と同じ点数でなければ見合わなくなりますが、実際には上記のような事象が起こりうるので、自分のアガる確率は放銃率のおよそ倍の確率となり、押すのに必要な点数は相手の2分の1程度でよい、ということになります。

自分が悪形テンパイの場合

では、カンチャンやペンチャンといった、悪形テンパイの場合はどうでしょうか?

この場合の自分のアガり率が30%、相手への放銃率が28%となるため、相手と同程度の点数が必要であることがわかります。
つまり、5600点近く必要となるため3ハン40符程度は必要となります。

 

他家が親、自分が子の場合

今度は他家が親、自分が子の場合です。
この場合も考え方は上記の例と同じですが、親のリーチの平均点は約8500点程度あるため必要な点数は高めになります。

自分がリャンメンテンパイの場合

こちらもアガり率46%、放銃率24%という部分は上記の例と同じなので、必要な点数は8500×24/46=4434点となります。

つまり、3900点のテンパイであれば押してもいいということになります。

自分が悪系テンパイの場合

こちらも同様に、アガり率30%、放銃率28%で計算すると相手と同程度の点数が必要となるため、8000点(満貫クラス)の手が必要であることがわかります。

 

他家が子、自分が親の場合

この場合も、計算の仕方はこれまでと一緒です。

自分がリャンメンテンパイの場合

アガり率46%、放銃率24%で計算すると、3130点必要です。
ただ、自分が親の場合は、連チャンによるメリット、被ツモ時の失点などを考慮すると1ハンでも押すのはありかもしれません。

自分が悪形テンパイの場合

アガり率30%、放銃率28%計算で5600点程度必要となります。

 

その他の考慮すべきケースについて

ここまでは、追っかける巡目がテンパイの平均巡目である8巡目、追っかけリーチをするときに切る牌の危険度を10%のケースで考えてきましたが、これがもっと早い巡目、もしくはもっと遅い巡目、切る牌が安全牌の場合や危険度が20%の場合などで目安となる自分の点数も変わってきます。

例えば、巡目が終盤13巡目では、同じように危険度10%の牌を切って追いかける場合、リャンメンの場合はアガり率35%、放銃率が21%となり、必要な点数は少しあがります。

悪形テンパイの場合は、アガり率22%、放銃率23%程度となり、自分の収入が相手の手より高くないと見合わなくなります。

また、リャンメンテンパイの巡目が8巡目で押すときの牌が相手の現物(危険度0%)であれば、アガり率が51%、放銃率が16%となり、かなり有利になります。

牌の危険度などは正確に把握することは難しいですが、巡目とともにざっくりの基準を頭に入れておくだけで判断がしやすくなるので、おおよそで頭に入れておいてください。

まとめ

今回は押し引きをする際の判断基準についてご説明しました。

今回はざっくりとした目安の紹介であり、当然実際にはこれ以外の要素も複雑に絡んでくるのでこれがすべてではありません。
しかし、これらのおおよその目安を把握しておくだけでも十分押すべきか引くべきか、ある程度判断できるようになったのではないでしょうか?

これらをベースに、その時々の状況と自分なりの判断材料も加えてさらに精度の高い押し引きの判断をしていただければと思います。

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