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投資信託の毎月分配型について!利回りやおすすめの銘柄とは

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投資信託の毎月分配型とは

毎月分配型の投資信託とは、その名の通り毎月分配金を受け取ることができる投資信託になります。

投資信託の分配金は決算日から5日目以降に受け取ることができますが、投資信託には通常、毎月決算型隔月決算型、3カ月決算型、1年決算型などコースによってさまざまです。

投資信託毎月分配型

毎月分配型と聞くと、分配金が毎月貰えてお得に感じるかもしれませんが、実際にはそうではありません

その分配金は運用利益からのみ支払われているというわけではなく、運用資金(購入資金)から支払われていることもあります。

投資信託における運用資金は、みなさんが購入した購入代金とその購入代金をもとに投資信託を運用し得た(もしくは損した)運用損益との総額なので、毎月分配金を支払うということは、運用資金が減っていくことも意味します。

運用資金が減っていくと、それだけ投資元本も減るということなので、運用利益も減っていくということになります。

投資信託毎月分配型の分配金について

投資信託毎月分配型の分配金には、普通分配金特別分配金(元本払戻金)があります。

 

インデックスファンドの普通分配金と特別分配金

 

普通分配金

普通分配金とは、投資信託の元本の運用により生じた収益から支払われる分配金(当初の個別元本を上回る部分からの分配金)のことです。
当初の個別元本とは、投資信託を購入したときの基準価格のことです。

普通分配金は投資による利益として、課税対象となります。

特別分配金(元本払戻金)

一方、特別分配金(元本払戻金)とは投資した元本の一部から支払われる分配金(当初の個別元本を下回る部分からの分配金)のことです。

特別分配金を支払うと、投資信託の基準価格はその分減っていきます。

特別分配金は、投資した元本の一部払い戻しにあたるため、非課税となります。

 

このように、毎月分配型の投資信託は、投資利益がなくても毎月特別分配金として支払うため、投資信託の基準価格が減っていきます
投資信託の基準価格が減っていくということは、すなわち投資元本(投資資金)が減っていく、ということを意味します。

 

投資信託毎月分配型の利回りについて

投資信託毎月分配型の利回りについてですが、よく高利回りを売りにして販売されるケースが多いと思います。

この時、注意点が2つあります。

※ファンドごとの具体的な利回りについては、後述の「投資信託毎月分配型のランキング」のところをご覧下さい。

 

利回りについての注意点

①利回りが単に分配金の割合を示している場合がある
②基準価格が下がれば利回りは大きくなる

 

 

1つ目は、投資信託毎月分配型の利回りというのが、基準価格に対する年間の分配金の割合を意味していることがある、という点です。

一般的に利回り12%と言われれば、100万円の投資元本が一年後に112万円となることを意味します。

しかし、投資信託毎月分配型の毎月の分配金が1万円(年間で12万円)の投資信託を利回り12%と言っている場合があります。

2つ目は、上記で見たように分配金利回りというのはあくまで基準価格に対する分配金の割合を意味しているため、基準価格が下がれば利回りが大きくなる、ということです。

投資信託毎月分配型は、毎月分配金を支払う過程で、特別分配金のように基準価格を減らして分配金を支払います。

つまり、分配金利回りというのは、分配金÷基準価格により計算されるため、分配金の額が同じであれば、特別分配金を支払い基準価格が下がれば下がるほど利回りの数字は大きくなっていきます。

投資信託毎月分配型のメリット

毎月分配金がもらえる

投資信託毎月分配型のメリットは、その名の通り毎月分配金をもらえるところでしょう。

毎月分配金をもらえるため、投資をして儲かっているという実感があったり、生活のなかでのお小遣いのような感覚で使えたりします。

しかし、反面毎月分配金が貰えるということは、後述するようにデメリットの側面もありますので、必ずしもメリットとは言えません。

投資信託毎月分配型のデメリット(リスク)

複利効果がない

投資信託のデメリットとして一番に挙げられるのは、複利効果です。

複利効果とは、投資によって得た利益を払い戻さず再び投資に回す(投資元本に組み込む)ことによって利益にも利子が付き、より利益が大きくなることです。

例えば、年間利回り10%で100万円の投資信託を運用した場合、1年後には10万円の利益が発生し(100万円×10%=10万円)投資元本は110万円となります。

その次の年には、110万円に対して10%の利益が発生するため、11万円の利益が発生し(110万円×10%=11万円)投資元本は121万円となります。

これを10年間繰り返すと、10年後には約259万円になります。

一方、投資で得た利益をその都度払い戻してしまうと、10年間投資元本はずっと100万円のままなので利益は毎年10万円となり、10年後は200万円となります。

長期になればなるほどその差は顕著で、30年後になると複利の場合は約1,745万円、単利の場合は400万円になり4倍以上の差になります

 

複利効果

 

つまり投資で得た利益を払い戻さず再投資に回すことで投資元本は増えていくので、同じ利回り10%でも複利効果により年間の利益はどんどん増えていきます。

しかし、投資信託毎月分配型では毎年利益を分配してしまうため、年間の利益はずっと10万円となり複利効果は得られません。

投資信託毎月分配型のランキング

ここでは毎月分配型投資信託のランキングを、「純資産」と「利回り」の観点から紹介していきます。
※ランキングはどちらも2018年12月7日のものです。

純資産ランキング

まずは純資産ランキングです。

純資産の大きさは投資信託の安定力を表す一つの指標であり、純資産が大きいということはそれだけ投資余力があることも意味します。

純資産の大きい投資信託は投資家からの人気も高いです。

 

ファンド名 純資産(百万円) 分類 利回り
フィデリティ・USハイ・イールドF 673,056 国際債券 10.72%
フィデリティ・USリートB(H無) 672,815 国際REIT 11.54%
新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』 623,704 国際REIT 14.99%
ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) 594,925 国際株式 18.48%
ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無 554,997 国際REIT 21.28%
ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 529,972 国際REIT 14.25%
東京海上・円資産バランスファンド(毎月) 『愛称:円奏会』 473,296 バランス 3.16%
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 456,822 国際債券 2.47%
財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月分配型 『愛称:財産3分法ファンド』 363,082 バランス 13.62%
ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型)H無 337,564 国際REIT 23.80%

高利回りランキング

次は、分配金利回りのランキングになります。

上位のものは、50%を超えるものもありかなり高利回りですが、高利回りであったとしてもそれだけ利益が出ているということではないので、注意してください。

ファンド名 利回り 分類 純資産(百万円)
ブラジル株式ツインα(毎月)ツインα 64.84% 国際株式 17,785
通貨選択型Jリート・ファンド(毎月)レアル 50.87% 国内REIT 59,795
日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 44.69% 国内大型ブレンド 153,580
ニッセイ グローバル好配当株式プラス(毎月) 41.88% 国際株式 98,191
米国リート・αクワトロ(毎月) 41.64% 国際REIT 62,283
あおぞら・世界配当成長株ベガ・F(毎月分配型) 『愛称:くらだし』 39.98% 国際株式 2,628
G・リート・トリプル・プレミアムF(毎月) 『愛称:トリプル・プレミアム』 37.38% 国際REIT 23,070
中華圏株式ファンド(毎月分配型) 『愛称:チャイワン』 36.70% 国際株式 64,202
アムンディ・欧州リート(高金利通貨)<毎月> 36.49% 国際REIT 224
カナダ高配当株ツインα(毎月分配型) 35.92% 国際株式 47,290

 

投資信託毎月分配型の人気・おすすめは?

ここでは純資産残高が高く、投資家からも人気のある代表的な毎月分配型の投資信託をご紹介します。

毎月分配型の投資信託で投資家に人気のあるものは、主に外国のREITで運用するもので、純資産残高が1兆円を超えるものがいくつもあり、投資家の間でとても人気のあるファンドとなっています。

また、「投資に適さない」と判断された債券に投資をして、高利回りを確保する「ハイイールド・ファンド」も人気があります。

 

毎月分配型の人気・おすすめ

①新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)
②フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)
③ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)
④フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
⑤ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)

 

新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)

新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)は、米国の不動産投資信託証券(リート)に分散投資を行う毎月分配型ファンドです。

純資産総額は約6230億円にものぼり、国内でもトップクラスです。
また、モーニングスター アワード「ファンド・オブ・ザ・イヤー 2015」なども受賞しており、外部からの評価も高いファンドとなっています。

銘柄の選定にあたっては、業績動向と企業内容ならびに保有する不動産の価値等についてバランス良く調査し、長期的な成長性または内在する価値からの割安度を重視しています。
原則として為替ヘッジを行わず、ファンドオブファンズ方式で運用。
毎月5日決算となっています。

下記は、2018年12月から直近1年間のデータになります。

決算日 基準価額 純資産総額 分配金
2018年12月05日 2,502 6,237.04億円 25
2018年11月05日 2,441 6,201.51億円 25
2018年10月05日 2,506 6,452.36億円 25
2018年09月05日 2,586 6,809.89億円 25
2018年08月06日 2,606 7,024.63億円 25
2018年07月05日 2,569 7,120.03億円 25
2018年06月05日 2,521 7,203.90億円 25
2018年05月07日 2,455 7,296.59億円 25
2018年04月05日 2,411 7,813.62億円 25
2018年03月05日 2,307 7,633.25億円 50
2018年02月05日 2,571 8,673.63億円 50
2018年01月05日 2,777 9,623.44億円 50
2017年12月05日 2,871 10,174.04億円 50

 

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)の主要な投資対象は、米国の取引所に上場されている不動産投資信託(リート)です。
長期的に潜在成長性の高いリートを選定し、原則として為替ヘッジは行いません。
ベンチマークはFTSE NAREIT Equity REITs インデックス(税引前配当金込/円ベース指数)で、ファミリーファンド方式で運用。
毎月15日決算となっています。

下記は、2018年12月から直近1年間のデータになります。

決算日 基準価額 純資産総額 分配金
2018年11月15日 3,635 6,789.30億円 35
2018年10月15日 3,420 6,465.85億円 35
2018年09月18日 3,734 7,170.91億円 35
2018年08月15日 3,675 7,205.91億円 35
2018年07月17日 3,741 7,506.77億円 35
2018年06月15日 3,595 7,450.38億円 35
2018年05月15日 3,523 7,504.57億円 35
2018年04月16日 3,337 7,268.20億円 35
2018年03月15日 3,358 7,477.48億円 35
2018年02月15日 3,338 7,645.04億円 35
2018年01月15日 3,678 8,939.09億円 35
2017年12月15日 3,983 10,232.37億円 35
2017年11月15日 4,109 11,982.39億円 35

 

ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)

ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)は、主に世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給などの企業)に投資を行い、安定的に収益の確保をめざすと同時に、特定の銘柄や国に集中せず分散投資することで、リスクの低減を図っています。

原則として、為替ヘッジを行わず、ファンドオブファンズ方式で運用。毎月10日決算となります。

下記は、2018年12月から直近1年間のデータになります。

決算日 基準価額 純資産総額 分配金
2018年11月12日 3,199 5,807.72億円 50
2018年10月10日 3,221 5,794.92億円 50
2018年09月10日 3,179 5,659.89億円 50
2018年08月10日 3,279 5,744.70億円 50
2018年07月10日 3,327 5,778.95億円 50
2018年06月11日 3,146 5,441.02億円 50
2018年05月10日 3,304 5,691.99億円 50
2018年04月10日 3,264 5,605.00億円 50
2018年03月12日 3,248 5,561.02億円 50
2018年02月13日 3,294 5,606.39億円 50
2018年01月10日 3,696 6,218.42億円 50
2017年12月11日 3,915 6,450.94億円 50
2017年11月10日 3,978 6,409.62億円 50

 

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドは、米ドル建て高利回り事業債(ハイ・イールド・ボンド)を中心に分散投資をしています。
主に、Ba格以下またはBB格以下の格付けの事業債に投資することで高収益をあげています。

原則として為替ヘッジを行わず、ベンチマークはバンクオブアメリカ・メリルリンチ・USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス(円換算)
ファミリーファンド方式で運用を行い、毎月22日決算となっております。

下記は、2018年12月から直近1年間のデータになります。

決算日 基準価額 純資産総額 分配金
2018年11月22日 3,346 6,721.64億円 30
2018年10月22日 3,442 6,997.09億円 30
2018年09月25日 3,524 7,317.88億円 30
2018年08月22日 3,449 7,323.70億円 30
2018年07月23日 3,471 7,495.34億円 30
2018年06月22日 3,469 7,628.32億円 30
2018年05月22日 3,504 7,863.17億円 30
2018年04月23日 3,437 7,841.44億円 30
2018年03月22日 3,375 7,827.81億円 30
2018年02月22日 3,479 8,230.91億円 30
2018年01月22日 3,661 8,869.21億円 30
2017年12月22日 3,738 9,294.03億円 30
2017年11月22日 3,714 9,702.11億円 30

 

ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)

ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)は、米国のリートに投資し、米ドル建資産のポートフォリオの配当利回りが、FTSE NAREITエクイティREIT・インデックス(配当金込み、米ドルベース指数)の配当利回り以上となることを目指しています。

為替ヘッジは行わず、ファミリーファンド方式で運用。
毎月17日決算となります。

下記は、2018年12月から直近1年間のデータになります。

決算日 基準価額 純資産総額 分配金
2018年11月19日 2,978 5,525.48億円 40
2018年10月17日 2,907 5,442.27億円 40
2018年09月18日 3,083 5,808.71億円 40
2018年08月17日 3,086 5,961.13億円 40
2018年07月17日 3,104 5,936.52億円 60
2018年06月18日 3,010 5,711.43億円 60
2018年05月17日 2,944 5,575.13億円 60
2018年04月17日 2,881 5,446.56億円 60
2018年03月19日 2,950 5,572.09億円 60
2018年02月19日 2,964 5,641.40億円 60
2018年01月17日 3,244 6,268.48億円 60
2017年12月18日 3,575 6,955.85億円 60
2017年11月17日 3,644 7,194.99億円 60

 

まとめ

今回は投資信託毎月分配型についてまとめました。

投資信託毎月分配型は、毎月分配金が貰えるということで人気の高い商品ではありますが、実際には利益があがっていなくても純資産を切り崩して分配しているファンドなども多数あるため、分配金の高さだけではなく、その投資信託自体がしっかりと収益を確保しているか、などを見ておくことが重要です。

 

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