アクション女優やアクション俳優になるにはどうしたらいいのか。
これから目指している人はアクション俳優のなり方ややるべきこと、身につけるスキルなど気になることが多いと思います。
今回はアクション女優・アクション俳優になるための方法から必要なスキル、道のりまで詳しく説明していこうと思います。
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アクション俳優とは?仕事について
アクション俳優とはアクションを中心とした俳優のお仕事です。
誰もが一度は見たことあると思いますが、華麗なアクロバットや格闘シーンなど見ていてとてもかっこいいですよね。
私も小さいころジャッキーチェンの映画を見てとても興奮して憧れていました。
女性だと上戸彩さんが映画「あずみ」でアクションを披露していたのが印象に残っています。
女性のアクション映画もたいへん流行っていて女性でアクションをやってみたいかたはこれからますます盛り上がるかもしれません。
ただ日本は海外と比べてどうしてもアクションで活躍されている俳優さんが少ない印象です。
だからこそ逆にチャンスかもしれません。
日本で競争相手が少ないアクション俳優としての地位が確立できれば芸能界でも非常に重宝されると思います。
アクション俳優とスタントマンの違い
アクション俳優とスタントマンの違いについてよく理解していない人も多いのではないでしょうか?
アクション俳優というのは演技も危険なシーンも一人でこなしてしまう俳優のことです。
ジャッキーチェンのようなイメージです。
一方スタントマンとは危険なシーンのみを俳優に代わって行う人のことです。
ビルから飛び降りるシーンや車にひかれるシーンなんかがそれにあたります。
スタントマンは危険なシーンのみを演じるプロなので顔が映ることは基本的にありません。
アクション女優やアクション俳優になるには
アクション女優やアクション俳優になる方法
まずは芸能事務所に所属しましょう。
当然ですが芸能事務所に所属しないと具体的な仕事は来ません。
現時点でアクションをやったことがない方でもまずは芸能事務所に所属して俳優としての活動をスタートすることをおすすめします。
なぜなら俳優としての実績がない状態で、いきなりアクション俳優のお仕事が最初から決まることはありませんし、まずはアクション以外で俳優のお仕事をこなしていって俳優としての実績を積むことや経験を積むことが大事です。
今アクション俳優として活躍しているような岡田准一さんや横浜流星さん、女優でいえば清野菜名さんなどもアクションをやる前から俳優として活躍していた方々です。
アクション俳優といえばアクションばかりに目がいきがちですが俳優としての演技力も同じくらい大事です。
演技経験を積む意味でもまずは俳優としての仕事をスタートさせましょう。
まずは芸能事務所に所属し俳優のお仕事をこなしながらアクションのスキルも磨いていきましょう。
所属している芸能事務所でアクション指導を行っている場合や良い稽古場を紹介してくれる事もありますのでそれだと一石二鳥です。
なお芸能事務所を選ぶ際は大手の芸能事務所である方が良いことの理由はこれまでの記事でも説明していますが、ドラマや映画などのキャスティングはオーディションではあまり行われません。
事務所の営業力や制作会社、テレビ関係者などとのつながりなどで決まっていくものです。
これが小さい芸能事務所では難しくなります。
俳優として売れることを目標にするのであれば、大手の芸能事務所を目指しましょう。
ちなみに私はこれまで多くの芸能事務所のオーディションに参加してきましたが、その中で大手でありかつ参加して最もよかった事務所であるAVILLASTAGEでちょうど今アクション俳優やアクション女優専用のオーディションを開催しています。
AVILLASTAGEと言えば、小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
私が以前オーディションを受けたときは、クリス松村さんが実際にいらっしゃって色々アドバイスなどをもらえました。
オーディション自体も初めての人が多く雰囲気も和やかで、私も当時はオーディションにあまり行ったことはなかったですが、緊張することもなく、褒めてもらったりもしてもらえ行ってよかったと思えるオーディションでした。
参加費も無料なのでぜひ参加してみることをおすすめします。
下記画像リンクからとんだ先のページに少しスクロールすると「体育会系アクション俳優×女優オーディション」という画像リンクがあるのでそちらを押して応募できます。
アクション女優やアクション俳優にはどんなシーンや仕事がある?
アクション俳優が行うシーンには、格闘シーン、アクロバットシーン、ガンアクション、ミリタリーアクション(戦争シーン)などがあります。
作品で言うと、アクション映画、戦争もの、事件系など。
また戦隊ヒーローものなどは地上波のテレビなどでも根強い人気で、オダギリジョーさんや菅田将暉さんなどここからブレイクする俳優も非常に多いです。
さらに刀剣乱舞などのアニメが実写化された2.5次元系の舞台もアイドル的人気を誇り、ブレイクする可能性があります。
このようにアクションができれば様々な可能性が秘められています。
代表的なアクション俳優やアクション女優
代表的なアクション俳優
①岡田准一
日本のアクション俳優で一番最初に思いつくのがこの人という方も多いのではないでしょうか?
ドラマ「SP」、映画「図書館戦争」、「ザ・ファブル」などで現代アクションを披露し「関ヶ原」、「散り椿」では殺陣も披露しています。
岡田さん自身、カリというフィリピン武術やジークンドー、USA修斗など様々なインストラクター資格を持っていて、人に教えることができるレベルの知識を持っているとのことです。
またバラエティ番組などでも、アクションの解説や指導などをたまに行ったりするほど知識が豊富です。
②横浜流星
横浜流星さんは極真空手の世界大会で優勝経験もあります。
見ごたえのあるハイキックが特徴で「烈車戦隊トッキュウジャー」では、他のメンバーがスタントマンを立てていても自らアクションを行っています。
「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」のアクションも注目を浴びました。
極真空手で世界一になったほどの実力による蹴り技やパンチなどで演じるアクションシーンは爽快です。
③佐藤健
「るろうに剣心」でのアクションシーンの印象が強い佐藤健さん。
以前ブレイクダンスをやっていたとのことでアクロバティックな動きや運動神経の良さが特徴です。
これからどんなアクション作品に出演するのか楽しみです。
代表的なアクション女優
①清野菜名
映画「TOKYO TRIBE」でヒロインを演じた清野菜名さんは本作でスピーディなアクションシーンを披露しています。
その後も「少女は異世界で戦った」、「東京無国籍少女」など本格的なアクション映画に立て続けに主演しています。
清野菜名さんは、中学時代にはバスケットボール部に所属し加えて走り高跳びで全国大会にも出場しており、身体能力の高さがうかがえます。
そして高校は日本芸術高等学園のアクション部に所属。
加えて、高校時代にアクション養成所に通い、ボクシングや殺陣、アクロバットなどあらゆるアクションの指導を受けています。
ここ数年では、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友役を演じ、全国区で知られる清純派女優として活躍している清野菜名さんですが、日本テレビ系ドラマ「今日から俺は!!」のヒロイン理子役では、キレキレのアクションも披露しています。
本格的なアクション女優としてこれからさらなる活躍が期待されます。
②土屋太鳳
幼い頃からクラシックバレエや日本舞踊、乗馬などあらゆるスポーツを経験し高校時代は創作ダンス部で全国大会に出場、さらに大学では舞踊学を専攻していた土屋太鳳さん。
スポーツ少女のイメージが強い土屋さんですが、るろうに剣心での巻町操役も印象に残っています。
本シリーズで土屋さんは、第3回ジャパンアクションアワードのベストアクション女優賞も受賞しています。
2015年のNHK連続テレビ小説「まれ」で本格ブレイクした後も、2017年の映画「トリガール!」、2018年の映画「累‐かさね‐」、TBS系ドラマ「チア☆ダン」と身体能力を求められる映画で次々と主演を演じています。
土屋さんはものすごく負けん気が強くストイックとのことなので、そうした姿勢がこれだけの活躍を成功させていると思います。
③川栄李奈
AKBグループの中で女優業として最も活躍している印象の強い川栄李奈さん。
アクションでも活躍しており舞台「AZUMI 幕末編・戦国編」で2度主演を務め、2度目はなんと500人斬りをやってのけたそうです。
川栄さんは映像として見れば1度でほぼ完ぺきに殺陣を覚えてしまうそうなのでもともとアクション女優に向いているのかもしれません。
また映画「亜人」ではSPの下村泉役を演じ、城田優さんとの身長差、男女差のある激しいアクションシーンをこなしました。
アクション女優やアクション俳優になるために必要なことや条件
身体能力
アクション俳優として登り詰めるには身体能力が必要です。
これは言うまでもないことかもしれませんが、格闘シーン、殺陣、その他さまざまなアクションシーンではジャンプ、走るスピード、反射神経など高い身体能力が試されます。
身体能力が低い人より高い人がアクションシーンをやったほうが作品として迫力がでるのは当然ですよね。
ただ身体能力が低いからといって諦める必要はありません。
アクションシーンでは殺陣や格闘技などを筆頭に技術力も求められるため、高い技術力で勝負していけば高い身体能力の人にも引けを取らないアクションシーンを演じることができます。
演技力
アクション俳優といえど演技力は大事です。
どんなにアクションが上手くても演技が下手ではどうしようもありません。
アクションだけではなくお芝居も鍛錬することが大事です。
アクション俳優だからと言ってアクロバットや殺陣ばかりに力を入れず、基本である演技力を高めていくことも重要です。
アクション俳優として成功したい強い気持ち
アクション俳優は体力的にもハードですし演技力だけでなくアクションの技術も磨かなければなりません。
時には怪我をすることもあります。
そのうえ他の俳優の仕事と比べて作品数も限られるのでなかなか仕事を得ることもできない時期もあります。
そんなとき「自分は何が何でもアクション俳優を続けるんだ」という強い気持ちが重要です。
これがないと途中で挫折してしまうと思います。
アクション俳優に限ったことではありませんが、今の自分の気持ちを忘れずひたむきに日々努力を続けていって下さい。
いつかその努力が報われる日がくるはずです。
アクション女優やアクション俳優になるために必要な能力やスキル
格闘技
アクションといえばやはり格闘技です。
格闘のアクションシーンはかっこいいですよね。
身体能力だけではなく高い柔軟性も必要となってきますが、ぜひ稽古などを積んで身につけましょう。
アクロバット
バク転などアクロバットができるとアクション俳優として演じることができるシーンの幅が広がります。
習得するまでに時間はかかりますができるとほかの人と差をつけやすくなるのでオーディションなどで受かる可能性があります。
危険も伴うのでぜひしっかりとしたところで習い習得しましょう。
殺陣
殺陣も非常によく使われるスキルです。
時代劇や特に舞台など殺陣ができると仕事の幅が広がります。
とくに最近は刀剣乱舞など漫画などをもとにした商業系の舞台が多く、これらは殺陣の技術を必要とします。
余裕があればぜひ習っておきたいところです。
アクション俳優のための養成所
アクション俳優になるためにはこれまで説明してきた通り格闘技、殺陣、アクロバットなどスキルを磨いていく必要があります。
それを磨いていくための環境としてアクション俳優になるための養成所なども都内などを中心にいくつかあります。
JAPAN ACTION ENTERPRISE(JAE)
東京都北区浮間にある時代殺陣、スタント、マット運動、中国拳法など幅広く学べるアクション俳優のための養成所です。
毎年1月ごろ募集しているようです。
講師の方もたくさんいらっしゃるので東京に住んでいる方で習ってみたいという方は行ってみてはいかがでしょうか。
倉田アクションクラブ(KAC)
国際的に活躍できるアクションスターを育成するためのアクション俳優用養成所。
空手、中国拳法、柔道、合気道、剣道、居合道、古武術など武道全般やワイヤーアクション、アクロバットなども習える。
WORSAL
現代アクションや時代アクション、アクロバットなどプロのアクション俳優・スタントマンから学べます。
特にアクロバット系は有名で以前テレビで紹介されていたのも見たことあります。
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アクション女優やアクション俳優になるまでの道のり
アクションのお仕事は芸能歴がない中でいきなり決まることは少ないため、まずは芸能界での俳優という仕事の経験を積む意味でも芸能事務所に所属し、いち早く芸能の仕事をスタートしましょう。
そこで俳優の仕事をこなしながら、殺陣やアクションの稽古などをこなしスキルを磨いていきましょう。
こうして俳優としての実績、演技力、アクション俳優のスキルを同時に磨きながらアクションのお仕事が来た時に備えます。
そして徐々に実績を積んでいきアクション俳優としての成功の道をつかみましょう。
アクション俳優に限らずですが、芸能界のお仕事は地道に実績と知名度、関係地を作っていく作業です。
こうして少しずつ監督などに覚えていってもらい自然と大きな仕事が来るようになっていきます。
そのためにも一番大事なのはいち早く芸能界でのお仕事を始める事。
俳優の世界は年齢が非常に重要な世界でもあるので、一日でも早くスタートすることをおすすめします。
まとめ:まずは芸能事務所に入り俳優業をやりながらアクションを磨こう
まずは芸能事務所に所属し俳優業としての経験を積み、演技力を磨きながらアクションのスキルも身につけていきましょう。
記事の前半で紹介した芸能事務所AVILLASTAGEは大手の芸能事務所であり、かつアクション俳優・アクション女優のためのオーディションをちょうど開催しているのでぜひ参加してみると良いと思います。
まずは一歩踏み出すことが大事です。
考えすぎずまずはアクション俳優への道を一歩踏み出しましょう。

これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。