「憧れの雑誌の誌面に載りたい」
「大好きな洋服ブランドのモデルになりたい」
そんな風にモデルという仕事に憧れを抱いていても、具体的にどんな行動をとればいいのか分からない方は多いのではないでしょうか。
新しい挑戦をするのって勇気がいりますよね。
この記事ではそんな方に向けて、
・モデルになるための方法
・芸能事務所選びのポイント
・モデルになるために今すぐやっておくべきこと
について丁寧に解説します。
この記事を書いている筆者も昔は芸能事務所選びに苦戦したり、なかなかオーデイションに受からなかったりという経験を経て、今は女優やモデル活動をしています。
そんな芸能活動経験者の私がリアルな経験をもとに、皆さんに有益なアドバイスができればと思います。
この記事を参考にして、あなたもぜひ、夢への第一歩を大きく踏み出してくださいね。
モデルになるには若いうちから行動することが大切
モデルになりたいなら、今すぐに行動に移しましょう。
演技力が必要とされる俳優は少し例外となりますが、基本的に芸能界は若ければ若いほどチャンスと可能性があります。
特にモデルは○歳以下という年齢制限がある場合も多いため、迷っている時間がもったいないです!
「身長が○cmしかないけど、モデルになれるのかな?」
「体重は〇㎏以下なら受かるんだろう?」
など、いろいろな不安があるかと思います。
しかし、実際は○cm以上や○kg以下など具体的な条件がある場合は少なく、モデルになれるかどうかはあなたの魅力次第です。
あれこれ考える前にまずは行動に移してみましょう。
中学生がモデルになるための方法は?
それでは、中学生がモデルになるための具体的な方法を説明します。
行動したからといって、すぐに良い結果が出ることはほとんどありません。
今から紹介する方法を1つではなく、並行して複数行うことをおすすめします。
芸能事務所に所属する
芸能事務所に所属すれば雑誌モデルだけではなく、広告モデルやCMの仕事にも挑戦ができます。
また、雑誌モデルのオーディションも一般からの応募よりも、事務所に所属しているほうが有利なことが多いです。
趣味程度ではなくモデルをしっかり仕事にしていきたいのなら、芸能事務所に所属することをおすすめします。
所属するための方法は
・事務所の公式ホームページの所属者募集ページから応募する
・オーディション雑誌やオーディションサイトから応募する
の2つです。
どちらから応募するにしても競争率は高く、書類審査に通るだけでも難しいです。
応募書類の全身・バストアップの写真と、志望動機や自己PRにはこだわりましょう。
公式サイトでは、所属者募集を行っていない事務所もあるので注意してください。
雑誌モデルのオーディションを受ける
自分の好きな雑誌の専属モデルや読者モデルのオーディションを受けましょう。
多くの雑誌では、専属モデルのオーディションが年に1回行われています。
毎年だいたい同じ時期に開かれることが多く、その時期を目指して自分磨きをするのもいいかもしれません。
ただ、人気の雑誌であればあるほど応募者数は多く、合格する確率は低くなるでしょう。
読者モデルであれば少しハードルは下がります。
ですが、小雪さんや妻夫木聡さんのように読者モデルから有名になった方もいるので、あなどれませんよ。
それぞれの雑誌には特徴や求められるモデル像があり、そのモデル像に合っている人がモデルとして選ばれます。
雑誌をよく研究し、自分から合格をつかみにいきましょう。
ポートレートモデルから始める
SNS時代になり、カメラで写真を撮ることを趣味にしている人たちが増えました。
そんなアマチュアカメラマン向けのモデルがポートレートモデルです。
まずはポートレートモデルから挑戦してみましょう。
ポートレートモデルからSNSで人気を集め、芸能事務所からスカウトされる人もいます。
写真を撮られることに慣れるという意味でも、良い経験になるはずです。
ただ、中学生の場合は未成年なので、1対1の撮影はやめましょう。
「撮影会」というものに出れば、ちゃんと運営スタッフがつき安心ですし、出演料ももらえます。
その際は必ず保護者の同意を得ましょう。
「撮影会」は、ファンを獲得するために現役のライブアイドルやグラビアアイドル、女優なども出演しているところが多いです。
スカウトされる
スカウトされてからモデルや俳優になった方も沢山います。
こちらから「所属させてください」とお願いするオーディションよりも、事務所側から「所属して欲しい」と頼まれるスカウトの方が、いろいろな面で優遇される傾向です。
そのため、スカウトされるに越したことはありません。
スカウトされやすい場所は、原宿・渋谷・表参道・新宿など、若者が集まりやすい場所です。
また、外見にも気を配りましょう。
スカウトされるためには「自然体の美しさ」を見せることが大切になります。
男女ともに服装はきれいめでシンプルなものを選びましょう。
髪型なども派手に染めたり、作りこみすぎない方がよいです。
女性はナチュラルメイクにしましょう。
なぜなら、事務所側が求めているのは「何にも染っていない原石」だからです。
作りこんだ美しさよりも素材そのものが美しい人をスカウトし、所属後に方向性を決めていきたいのが事務所の本音といえます。
しかし、スカウトされるのをただ待つのは有効とは言えません。
事務所所属のオーディションを受けるなど、自分からも行動を起こしておくことが重要です。
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芸能事務所を決めるときのポイント
芸能活動を長く続けたいなら、芸能事務所に所属したほうがよいです。
モデルだけではなく、俳優やタレントにも挑戦していきたいと思っているなら、事務所に所属している方が有利になります。
すでに芸歴のある方なら、フリーで活動しても仕事が取れるかもしれませんが、未経験からフリーで活動するというのは難しいでしょう。
しかし、芸能事務所なんて沢山ありすぎてどこを選べばいいか分かりませんよね。
ここでは、芸能事務所を選ぶときや契約の際に注意して見ておきたいポイントを解説します。
お金がかかるところは要注意
所属するために費用を要求される場合は、今一度所属を考え直した方がよいでしょう。
具体的には、
・所属するのに所属料を払わなければいけない
・宣材写真撮影料として定期的にお金をとられる
・毎月レッスン料として万単位のお金が必要
などが挙げられます。
このような事務所は、所属者から集めたお金を運営資金にしている可能性が高いです。
つまり、芸能の仕事だけでは運営していけないほど仕事が少ない事務所だということを意味します。
そんなところに所属していても仕事をもらえる可能性は低いですし、お金を取られただけで終わってしまうことも。
しっかりとした事務所なら、タレントを売り込むためにかかる費用(宣材写真撮影料)などは事務所が負担するものです。
怪しいなと思ったら契約は結ばず持ち帰って、1度考えてみてください。
両親の意見をしっかりと聞いてみることも大切です。
契約年数は要チェック
所属契約を結ぶときに交わす契約書に書かれている契約年数には要注意です。
1年契約や3年契約、辞めたいときに辞められる事務所など、さまざまな形があります。
3年以上の長期間の契約には気をつけましょう。
何か不都合があって辞めたくなったときも、契約書を交わしているからという理由で期限まで拘束されてしまい何もできなくなってしまう可能性があります。
マネージャーと相性が合わなかったり、事務所の方針と自分がやりたいことが食い違ってしまったりと、いろいろな問題が起きるものです。
3年間あれば沢山のことができますよね。
時間を無駄にしてしまわないように、長期契約は本当に信頼できると思った事務所とだけ交わすようにしましょう。
目標になるモデルが所属しているかどうか
芸能事務所によって得意とする分野は違います。
俳優の仕事に強い事務所もあれば、雑誌モデルの仕事に強い事務所、CMや広告モデルに強い事務所など、事務所によってさまざまです。
その事務所が何を得意とするかは、所属している人を見れば分かります。
公式サイトの所属者ページを入念にチェックしましょう。
雑誌モデルの仕事がしたいなら、目標になりそうなモデルが所属している事務所を選びましょう。
「どこでもいいからとにかく事務所に所属したい!」
と俳優ばかり所属しているような事務所を選んでも、自分のやりたいモデル関連の仕事ができる可能性は低いです。
自分の人生を左右する選択なので、慎重に行いましょう。
モデルになるために今すぐやるべきこと
オーデションに合格したり、事務所に所属したりと、良い結果が出るのには時間がかかります。
頑張っているのになかなか結果が出ないと焦ってしまいますよね。
でも、そうやって結果を待っている間にもやれることは沢山ありますよ。
やるべきことをやって自分を磨きながら、いい結果が出るのを待ちましょう。
写真を撮られることに慣れよう
カメラの前に堂々と立てるように、写真を撮られることに慣れておきましょう。
モデルの仕事は、連続して切られるシャッターの中でポーズや表情を変えていくことが求められます。
カメラマンが指示することもありますが、言われなくても自分でできるモデルの方が再度、一緒に仕事がしたいなと思ってもらえるでしょう。
「写真写りが悪い」と自分で思っているなら、これは自分の顔をよく知り、撮られ方を研究することで改善できます。
撮影で使われるのはノーマルカメラで、加工アプリなどではありません。
日頃から、ノーマルカメラで写り良く撮ってもらえる方法を研究しておくことが大切です。
ベストな体型を維持しよう
モデルを目指すなら、ベストな体型を維持することは必要不可欠です。
身長は変えることができませんが、体型なら変えることができます。
どんな服装でも似合うようなスリムな体型を目指しましょう。
男性なら適度に体を鍛えておくことも。
ただ、中学生は成長期なので無理なダイエットは禁物です。
不健康な痩せ方をしても「美しい」とはかけ離れたものになってしまいます。
誰からも好感を持たれるような健康的でスリムな体型を目指しましょう。
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SNS投稿を積極的に行おう
SNSでの影響力が重視される時代になっていますが、それはモデル業界も同じです。
人気インフルエンサーが雑誌のモデルになれば、話題になり、購入者が増えます。
また、そのモデルを起用し、商品が多く売れるという見込みがあるなら、雑誌やメディア側は起用したいと思いますよね。
雑誌モデルも広告モデルも、そういった影響力の有無を見られる時代になりました。
SNSアカウントがないというだけで応募できないオーディションもあるくらいです。
TwitterやInstagramのアカウントを持っていない人は、簡単に作れるので今すぐ作りましょう!
モデルを目指したいのであれば、自分の容姿やファッションセンスをアピールする投稿をして、地道にフォロワーを増やしていきましょう。
自分の個性を見つけよう
芸能界で生き残っていくためには個性が必要です。
容姿が優れている人が多い世界では、ただ綺麗なだけ、かっこいいだけでは他の人と同じに見えてしまいます。
自分のアピールポイントはどこなのか、自分のことを誰よりも理解しましょう。
「自分の個性なんて分からないよ。」
という人は、自分が目指す方向性を決めるといいです。
たとえば、
「儚げな印象を与えるモデルになる」
「ミステリアスな雰囲気を出したい」
などの具体的な目標を決め、それに近づくための自分磨きや撮られ方の練習をしましょう。
まとめ
中学生がモデルになるための方法や、やるべきことについて解説しました。
いかがでしたか。
大切なことは、考える前にできることから挑戦する行動力です。
待っているだけでは、夢には近づけませんよ。
時間は有限です。
特に若い頃の1年をどう過ごすかは、未来の自分の命運を分けます。
あなたも勇気を出して、夢への第一歩を踏み出してくださいね。
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これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。