「若い頃の夢にもう一度挑戦したいけど、50代からでもモデルになれる?」
と考えている人が最近増えています。
結論から言うと、50代からモデルとしてデビューすることは可能です。
ミセスモデルを専門としているモデル事務所も数多く存在します。
また、モデルとして一歩踏みだしたいと考えているミドルシニア向けのイベントも、最近は増加傾向にあるため、50代からでもモデルとしてのキャリアをスタートさせることは可能です。
この記事では、50代でも応募できるモデルオーディションや、おすすめのオーディション紹介、オーディションで聞かれること、受かるためのポイントを紹介します。
50代で応募できるモデルオーディションはある?
結論から言うと、50代でも応募できるモデルオーディションは存在します。
若い頃から経験を積んできた人と肩を並べることは難しいかもしれませんが、モデルとしてのキャリアを積むことは50代からでも可能です。
実際に社会人経験を積んだあとに、モデルとして脚光を浴び始めた人は、男女問わずたくさんいます。
そうした人は若い人とは違い、さまざまな経験を積んできた人だからこそ魅力的なモデルになれるのです。
50代におすすめのモデルオーディション
キャストパワーネクスト
キャストパワーは、大島さと子さんや遠野なぎこさん、黒田福美さんなど長く芸能界で活躍されている方が多数所属されています。
黒田福美さんは昔、金田一少年の事件簿に出演されていて個人的にとても好きな女優さんでした。
そのキャストパワーでは今、新しく所属する方を積極的に募集しておりモデルに力を入れています。
主にこれから芸能界を目指していく方向けのオーディションが多く、オーディション内容も自己PRとそれぞれのオーディションに対応した簡単な課題実技となっており、オーディション未経験の方にもとても参加しやすいものになっています。
長く芸能界で活躍されている方が多い芸能事務所なので、これから芸能界を目指そうとしている方にはぜひおすすめです。
ノーリーズンファーム
ノーリーズンは、森口博子さん、五月みどりさん、千昌夫さんなど芸能界を代表する大御所タレントの方が数多く在籍する芸能事務所です。
そんなノーリーズンでは現在、様々なオーディションを開催し新しい所属者を積極的に募集しています。
特に40代、50代、60代に限定したオーディションも開催するなど、幅広い年齢の所属者を受け入れています。
こういった大御所の方が多数在籍する芸能事務所は、バーターで出演できるチャンスも多く、これから芸能活動を始める方には仕事のチャンスが多くあるので、とても有利です。
ぜひオーディションに参加してみてはいかがでしょうか。
AVILLASTAGE(アヴィラステージ)
アヴィラステージは小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのモデルやタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
私は過去にアヴィラステージのオーディションを受けたことがあります。
アヴィラステージが良かった理由としては、大手芸能事務所でありながら最近新人発掘に力を入れていて、所属できる可能性が高いということです。
芸能界で売れるためには大手の芸能事務所が重要であるというのはこのサイトでも散々お話ししています。
大手の芸能事務所というのは、人気が殺到しほとんどの人が所属できないのが現状です。
アヴィラステージでは現在、モデルを積極的に募集しており、オーディションを開催しています。
また私が過去にオーディションを受けた時は、5人くらいで1グループでオーディションを受ける形でした。
終始和やかな雰囲気で、簡単な自己紹介と特技などがあれば披露するくらいのオーディションでした。
またオーディション会場にクリス松村さんなどもいらっしゃって、色々な芸能界のお話を聞けたりもしました。
オーディション自体初めての人も多く、和やかな雰囲気で未経験でもとてもやりやすかったのを覚えています。
受けるだけでもとてもいい経験になったので、積極的に受けてみることをおすすめします。
モデルって具体的にどんな働き方?
「モデルの仕事に挑戦したいけど、今の生活を大きく変えるのは不安……」
「そもそもモデルの収入ってどれくらいなの?」
50代からモデルに挑戦するにあたって、このような不安を抱えている人も多いかもしれません。
以下では「モデル」とは具体的にどのような仕事で、どのような働き方なのかを解説します。
モデルに求められるもの
基本的には、服やファッションアイテム、物、サービスの魅力を引き立たせるのがモデルの仕事です。
例えば、ファッションショーや雑誌に掲載されている写真は、服の着用イメージを消費者により明確に伝えるためのものです。
また、旅行サービスのポスターでは、ポスターを見た人に「楽しそう。行ってみたい」と思わせるのがモデルの役割です。
そのため、顔立ちやスタイルが整っているかどうかよりも、企業の宣伝したいものの良さが引き立つかどうかが重要になってきます。
企業が宣伝したいものの良さを引き出せるようになるためにも、ウォーキングやポージング技術を磨く必要があります。
年齢に関係なくキャリアをスタートさせられる
ものやサービスの魅力を引き出すのがモデルの仕事であるということは、幅広い年齢層のモデルが必要であるということでもあります。
どんなにすてきな服でも50代向けに作られたものを10代の人が着てもその魅力を伝えることはできません。
これはサービス関連でも同じで、50代向けのサービスを10代の人が利用しているポスターを作ったところでそのサービスの魅力は伝わらなくなってしまいます。
50代のモデルを使うからこそ、ミドルシニア向けのファッション・物・サービスの宣伝は成功するのです。
そのため、少子高齢化が進んでいる今の日本社会では、50代のモデルの需要が高まっているともいえます。
需要が高まっているため、50代からでもモデルとしてのキャリアをスタートさせることは可能です。
今の生活を大きく変える必要はない
「モデルになるためには、今の仕事や家庭を捨てないといけないのでは?」
といった不安を抱えている人も多いですが、仕事を辞める・家庭から抜ける必要は全くありません。
モデルとしてのキャリアは、今の生活を大きく変えることなくスタートさせることができます。
モデルの仕事は、会社勤めのように就業時間が決まっているわけではなく、毎回開始・終了時間や場所が変わります。
指定された時間に指定された場所に行けることが重要であるため、「空いた時間だけモデルの仕事をする」といったことも可能なのです。
モデルの収入
モデルの収入は現場によって異なります。
1回の仕事で高額な報酬が得られるものもあれば、1回あたりの報酬は高くないものの安定的に継続できる仕事もあるため、一概に「どれくらい稼げる」とは言いにくいところがあります。
そのため「稼げるかどうか」よりも「自分がやりたいかどうか」を重視する必要があります。
人生をより豊かにするためにモデルに挑戦しようとするからこそ、「自分がやりたいかどうか」を重視するようにしましょう。
オーディションで聞かれること
以下では、オーディションで聞かれる代表的な質問を3つ紹介します。
志望動機
「なぜモデルになりたいと思ったのか?」
は、モデルオーディションで最もよく聞かれる質問の一つです。
そのためしっかりと答えられるようにしましょう。
奇をてらった回答を考える必要はありません。
「挑戦したいと思ったから」
「すでに活躍している〇〇に憧れたから」
といった回答でも問題ありません。
モデルオーディションでは素直な回答ができることの方が重要になってきます。
なぜこのオーディションに応募したのか
なぜ他のオーディションではなく、このオーディションに応募したのかも答えられるようにしましょう。
モデルオーディションといってもさまざまなものがあり、どのオーディションにも独自の方針があります。
顔立ちやスタイルが整っている人ではなく、オーディションの方針にあった人材が採用されるのです。
そのためモデルになりたいと思った理由とは別に、このオーディションを受けようと思った理由も答えられるようにしましょう。
どんなモデルになりたいか
モデルの仕事にはさまざまなものがあります。
「ファッションショーに出たい」
「雑誌に掲載されるようなモデルになりたい」
など、モデルとしてどんな仕事がしたいかも答えられるようにしましょう。
オーディションに受かるポイント
オーディションでは「モデルの仕事ができるかどうか」が見られます。
そのため、オーディションに挑む際には以下のポイントを意識しましょう。
当日のメイクはナチュラルメイクで
オーディションの審査員は、
「この人にはどんな仕事が任せられるか」
をチェックしています。
そのためオーディションでは、審査員が顔のパーツの形や、肌の様子を正確に把握できるかどうかが重要になってきます。
濃いメイクは避け、ナチュラルメイクで参加するようにしましょう。
きれいな姿勢を維持する
猫背や歪みの目立つ姿勢では不合格になってしまいます。
モデルのオーディションでは背筋を伸ばし、堂々とした姿勢を保つようにしましょう。
姿勢の歪みは日常生活の癖によって生じるものです。
歪みを正すためにも日頃から、
- 脚を組まない
- 頬杖をつかない
- バッグはこまめに持つ手を変える
- 肩こりなどはほぐす
といったケアを心がけましょう。
また、自信の有無は姿勢に現れるものです。
自信がなさそうな態度では落とされてしまうため、自信があることをアピールするためにも背筋を伸ばし、堂々とした姿勢でオーディションを受けるようにしましょう。
一般常識は守る
モデルの仕事では、常に時間通りに指定された場所に行けるスキルが求められます。
「遅刻をしないなんて当たり前」
と思う方も多いかもしれませんが、毎回変わる時間や場所に対応するのは実は意外と難しいことでもあります。
仕事のたびに時間や場所が変わるということは、毎回電車の時間を調べ、場所をチェックしなければならないということでもあります。
そのためオーディションでは一般常識がある人かどうかが重視されます。
むやみに個性を出そうとしない
審査員に印象付けるため、他の人とは違う個性をアピールしようとすると、悪目立ちするだけでいい印象を残すことはできません。
他の人と同じことを言っていても、個性的な魅力にあふれる人はたくさんいます。
個性とは、最も素の自分でいる時に現れるものです。
そのため下手に他の参加者と差別化しようとするのではなく、素の自分でいられるかどうかがオーディションでは重要になってきます。
まとめ
50代からでも、今の仕事や家庭を捨てることなく、モデルとしてのキャリアをスタートさせることは可能です。
少子高齢化が進む今、ミドルシニア世代のモデルの需要は高まりつつあります。
実際に、社会経験を積んだあとでモデルになった人も、最近では少なくありません。
ミドルシニアを対象とした事務所やオーディションに、積極的に挑戦していきましょう。

これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。