大学生からモデルになるためにモデルオーディションを探している人は多いのではないでしょうか?
私も大学生から本格的にモデルを目指し始め、当時はネットでオーディションを探したり、オーディション雑誌を買って探したりしていました。
しかし、意外とオーディションの数が多く、どれを受けていいのかわからず迷っていました。
実際には受けてもモデルとして売れないものや、時間を無駄にしてしまうものが数多くあります。
そこで今回はモデルオーディションの種類と大学生からモデルを目指す場合におすすめのオーディションを中心に紹介していきます。
大学生から受けられるモデルオーディションについて
モデルオーディションの種類には、主に芸能事務所のモデルオーディション、各雑誌主催のモデルオーディション、その他ジュノンボーイやミスユニバースなどコンテスト系のモデルオーディションに分かれます。
それぞれで、オーディションを主催している目的や受けるべきオーディションは異なりますが、大学生からモデルとして本格的に活動していきたいのであれば、まずは芸能事務所に所属する必要があるため、芸能事務所のモデルオーディションを受けましょう。
その理由をこれから解説していきます。
芸能事務所のモデルオーディション
大学生からモデルを目指すうえで一番受けるべきモデルオーディションは、芸能事務所のオーディションです。
なぜなら、モデルとして様々な案件の仕事を獲得していくには、基本的に芸能事務所に所属する必要があるからです。
企業のCMや広告、雑誌、ファッションショーなどのきちんとした案件は、芸能事務所を通してしかモデルを募集することは基本的にはなく(大きい仕事であればあるほど、モデル個人と直接契約することはリスクがあるからです)、本格的にモデルとして継続して活動したい場合やさらに俳優などモデル以外の仕事もやっていきたい場合は必然的に芸能事務所に所属する必要があるからです。
なので、大学生からモデルを目指す場合は、まずは芸能事務所のモデル募集オーディションを受けてみることをおすすめします。
※次の章で自分が過去に実際に受けたおすすめの芸能事務所オーディションについて詳しく書いています。
雑誌主催のモデルオーディション
『non-no』や『MEN'S NON-NO』、『JJ』などの有名ファッション誌は、定期的に専属モデルオーディションを開催しています。
知名度が高い雑誌なので難易度は高いですが、挑戦してみるのも1つの方法です。
有名ファッション誌の専属モデルになれれば、モデルとしての将来は約束されたも同然。
専属モデルとして人気が出れば、タレントや俳優へと活動の場を広げられる可能性もあるでしょう。
しかし、雑誌主催のモデルオーディションは、すでに芸能事務所に所属している方も受けるため、無所属で受ける方は不利になる傾向があります。
事務所に所属していれば書類審査が通りやすかったり、審査員の目につきやすかったりするようです。
確実に雑誌モデルを目指すなら、まずは芸能事務所のオーディションを受ける方が近道だといえるでしょう。
その他モデルオーディション
ジュノンボーイやミスユニバースなど、コンテスト系のモデルオーディションを受けるのもおすすめです。
ジュノンボーイに選ばれた場合は、モデルだけではなく俳優やタレントとしても活動していけるでしょう。
また、ミスユニバースで良い結果を残せた場合は、日本だけにとどまらず世界で活躍するモデルを目指せます。
しかし、コンテスト系のモデルオーディションはかなり倍率が高く、モデル未経験者が結果を残すのは難しいでしょう。
まずは芸能事務所に所属し、レッスンなどでモデルの基礎を学んでから、コンテストに挑戦することをおすすめします。
大学生におすすめのモデルオーディション
AVILLASTAGE(アヴィラステージ)
アヴィラステージは小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのモデルやタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
私は過去にアヴィラステージのオーディションを受けたことがあります。
アヴィラステージが良かった理由としては、大手芸能事務所でありながら最近新人発掘に力を入れていて、所属できる可能性が高いということです。
芸能界で売れるためには大手の芸能事務所が重要であるというのはこのサイトでも散々お話ししています。
大手の芸能事務所というのは、人気が殺到しほとんどの人が所属できないのが現状です。
アヴィラステージでは現在、モデルを積極的に募集しており、オーディションを開催しています。
また私が過去にオーディションを受けた時は、5人くらいで1グループでオーディションを受ける形でした。
終始和やかな雰囲気で、簡単な自己紹介と特技などがあれば披露するくらいのオーディションでした。
またオーディション会場にクリス松村さんなどもいらっしゃって、色々な芸能界のお話を聞けたりもしました。
オーディション自体初めての人も多く、和やかな雰囲気で未経験でもとてもやりやすかったのを覚えています。
受けるだけでもとてもいい経験になったので、積極的に受けてみることをおすすめします。
キャストパワーネクスト
キャストパワーは、大島さと子さんや遠野なぎこさん、黒田福美さんなど長く芸能界で活躍されている方が多数所属されています。
黒田福美さんは昔、金田一少年の事件簿に出演されていて個人的にとても好きな女優さんでした。
そのキャストパワーでは今、新しく所属する方を積極的に募集しておりモデルに力を入れています。
主にこれから芸能界を目指していく方向けのオーディションが多く、オーディション内容も自己PRとそれぞれのオーディションに対応した簡単な課題実技となっており、オーディション未経験の方にもとても参加しやすいものになっています。
長く芸能界で活躍されている方が多い芸能事務所なので、これから芸能界を目指そうとしている方にはぜひおすすめです。
モデルオーディションのコツ
受けるオーディションによって多少の違いはありますが、ほとんどのモデルオーディションは下記の3STEPで進みます。
STEP1:書類審査
STEP2:面接審査
STEP3:カメラテスト
合格するには、この全ての審査を通過しなければいけません。ここでは、合格を勝ち取るためのコツを紹介します。
①自分の魅力が伝わる宣材写真を用意する
最初の難関である書類審査を通過するために、審査員の目を引くような宣材写真を用意しておきましょう。
モデルオーディションでは、最初の書類審査でほとんどの人が落選します。それくらい書類審査は厳しいと思ってください。
最近はスマートフォンのカメラも性能が良くなったので、自分で撮った写真でも十分です。
何度か撮り直して、1番自分の魅力が引き出せていると思う写真を選びましょう。
また、化粧をする場合はナチュラルメイクにして、自然体の自分で撮るようにしてください。
審査員が見たいのは「着飾ったあなた」ではなく「素の状態のあなた」です。
②面接対策をする
書類審査が通れば、いよいよ審査員と対面できる面接審査です。
ノープランで行くのではなく、何を伝えたいのか大まかに決めておくとよいでしょう。
審査員から聞かれる内容として多いのが、「自己PR」「志望動機」「憧れのモデル」です。
この質問にスラスラと答えられるようにしておきましょう。ありきたりな答えではなく、自分の言葉で伝えるように心がけてください。
どうしてもモデルになりたいという熱意を伝えるのも忘れてはいけません。
③審査員の目を見て話す
審査員の目をしっかり見て受け答えをしてください。
何人もの審査員に見られていると、つい緊張してしまい目を見て話せなかったり、オドオドした態度を取ってしまったりするでしょう。
しかし、そのような姿は自分に自信がないように見えるため、マイナス評価につながります。
言葉と同じくらい、目から受け取る印象は大切です。
緊張して頭が真っ白になっていたとしても、目を見てしっかり話すことだけは意識しておきましょう。
④表情・ポージングの練習をする
面接審査を通過すれば、いよいよ最後のカメラテストになります。モデルとしての素質があるかどうかが審査されます。
カメラの前でも緊張せず動けるように、普段から表情の作り方やポージングを勉強しておきましょう。
表情のバリエーションやポージングの仕方は努力次第に身に付けられるものです。モデルとして活躍するには、その地道な努力が必要不可欠。
努力がしっかりできる人かどうかが見られる審査だと思って、気合を入れて臨みましょう。
大学生から有名モデルになった人
それでは、実際に大学生から有名モデルになった人を紹介します。
「モデルになるには10代じゃないと難しい」
このように考えて、挑戦せずにいるのはもったいないです。
先輩たちを見習って、どんどんオーディションを受けていきましょう。
坂口健太郎(さかぐちけんたろう)
俳優として映画やドラマで活躍されている坂口健太郎さんですが、実は芸能界に入ったきっかけはモデルオーディションです。
東洋大学に通っていたときに「MEN'S NON-NO モデルオーディション」を受け、見事合格しモデル活動をスタートさせました。
2010年から2017年まで、メンズノンノの専属モデルとして活動し、卒業後は俳優業に重点を置いています。
現在の所属事務所はトライストーン・エンタテイメントです。
阿部寛(あべひろし)
濃い顔立ちと個性的な演技で幅広い世代から人気を集めている阿部寛さんですが、大学時代はモデル活動をされていました。
中央大学に通っていたときに「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」に応募し、見事優勝を勝ち取ります。
その後、雑誌「non-no」「MEN'S NON-NO」のモデルとして活躍していました。
モデル活動のほかにも俳優活動やアイドル活動も始め、途中仕事に恵まれない時期もありましたが、現在は俳優として確固たる地位を確立しています。
所属事務所は茂田オフィスです。
藤木直人(ふじきなおひと)
画像出典:cube official Site
俳優やミュージシャンとして活動し、最近では舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」でハリー・ポッター役を務めた藤木直人さん。
大学時代に雑誌「MEN'S NON-NO」のモデルに応募したことがきっかけで、芸能界に入りました。
結局、最終審査で落選してしまい「MEN'S NON-NO」のモデルにはなれませんでしたが、芸能事務所の目に留まり、2年後に俳優として映画デビューを果たします。
所属事務所はキューブです。
山賀琴子(やまがことこ)
2017年から2018年にかけて雑誌「JJ」で専属モデルを務めたほか、雑誌「CanCam」でも5ページにわたり特集が組まれるなど、注目を集めている山賀琴子さん。
通っていた青山学院大学のミスコンでグランプリを受賞し、全国のミスキャンパスの頂点を決める大会「第13回Miss of Miss Campus Queen Contest」でもグランプリを受賞。
そのことがきっかけでモデル活動を始めました。
現在はテレビドラマに出演するなど、女優としても活動しています。
所属事務所は研音です。
新井貴子(あらいきこ)
画像出典:donna official Site
モデルとして、日本だけではなく世界でも活躍している新井貴子さん。
大阪体育大学に通っているときに「2012年ミス日本コンテスト」でグランプリと特別賞をダブル受賞しました。
その後、シンガポールでモデル活動を始め、パリ・コレクションにも出演しています。
所属事務所はDonnaです。
福地夏未(ふくちなつみ)
画像出典:福地夏未公式Instagram
雑誌「ar」でar girlとして活躍している福地夏未さん。
モデルとして活動を開始したのは大学時代で、サロンモデルを務めていました。
現在は会社員として働きながら、モデルの活動を続けています。
モデル活動をきっかけに俳優業やタレント業も始め、有名になっていく人も多いですが、福地夏未さんのように会社員をしながらモデルを続けるという選択肢もあります。
1つの方法にとらわれず、柔軟に考えて行動していきましょう。
まとめ
大学生からモデルオーディションを受けるなら、まずは芸能事務所のモデルオーディションを受けましょう。
大学生は、年齢歴にもモデルをスタートさせる時期としては遅くなく、大学生から本格的にモデル活動を始めた方は多いです。
逆に、大学生を過ぎてしまうと年齢的にも厳しくなりますし、就職して活動するのはかなり難しいです。(逆に就職せずフリーターだと印象もよくない)
なので、大学生の早いうちに芸能事務所所属を目指し、モデルとしての活動をスタートさせましょう。

これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。