女優・モデルを目指している人にとって、藤田ニコルや小芝風花などが所属するオスカープロモーションは人気の芸能事務所のひとつです。
しかし、ネット上では「やばい事務所なのでは」という評判が流れています。
ここでは、ネットやSNS上にある真偽不明な口コミやウワサ話を集めるのではなく、芸能界やマスコミ関係者の情報をもとにリアルな姿を探ります。
今なら無料の資料請求でオーディション必勝本がもらえます!

毎年400回以上のオーディションを実施しているヒューマンアカデミーのオーディション必勝本。
- 審査員はどんなところを見ているのか?
- オーディションで質問される内容は?
- 合格する人はどんな人か?
実際に読んでみるとオーディションのノウハウが惜しみなく書かれています。
数に限りがある場合があるので、必ず早めに入手しておきましょう。
「オスカープロモーションがやばい」と言われている理由は?
オスカープロモーションは、約6,000人のモデルやタレントが所属している大手芸能事務所です。
知名度が高い事務所でありながら、「やばい」という声があるのはなぜなのでしょうか。
所属女優の独立・退社が相次いだ
1つ目の理由は、数年前に所属女優が次々と退社したことです。
2019年に忽那汐里、2020年に米倉涼子、岡田結実、ヨンア、剛力彩芽、堀田茜らがほかの事務所に移籍または独立しました。
事務所スタッフ内紛の噂がある
同時期に社内のスタッフの間で会社の方針などについて、意見の対立があり、スタッフが複数人が退社したと一部メディアで報道されました。
所属女優の退社にも関連性があるのでは、と言われました。
女優をゴリ押しする事務所だと批判する声がよく出る
オスカープロモーションに所属する女優は、数多くのテレビ番組やCMに出演し、知名度を上げた人が多くいます。
それが、この事務所のプロモーション戦略の特徴となっています。
上戸彩、武井咲、剛力彩芽(2020年に退社)、小芝風花らは、この戦略からネット上では「事務所のゴリ押しで売れた」という口コミが流れました。
オスカープロモーションは「やばい事務所」なのか
実際にオスカープロモーションに「やばい」要素はあるのでしょうか。
ネット上で「やばい」と囁かれる理由となった前項のそれぞれについて、実態を探ります。
独立や退社には理由があった
米倉涼子と剛力彩芽は円満退社だと公式発表があり、本人たちが育ててくれたオスカープロモーションへの感謝を語っています。
忽那汐里はハリウッド進出、ヨンアはファッションブランドのプロデュース業専念が退社の理由でした。
つまり、退社の背景にはそれぞれの理由があり、「事務所が嫌だから逃げた」わけではありません。
当時の週刊誌やウェブニュースでは、「次は上戸彩・藤田ニコル・髙橋ひかるが退社するのでは」という“事情通”のコメントが載っていました。
ですが、実際には3人とも2023年現在の今もオスカープロモーションに所属しています。
2021年以降、オスカープロモーションから退社した主力級の女優はいません。
幹部スタッフの動きは所属を目指す人には直接関係ない
噂されていた「内紛」も、報道される機会が少なくなりました。
事務所の幹部クラスの人たちが新人に直接関わることは少なく、芸能界を目指している人は気にする必要はありません。
ただし、社長の交代などで事務所の方針が変わることもあるので、そうした点は注意が必要です。
「ゴリ押し」説は芸能界に詳しくないアンチ勢力の憶測にすぎない
ゴリ押しというのは、アンチの人たちが「そう見える」と個人的な印象から言っているだけです。
芸能界内部やマスコミ関係者に「オスカープロモーションはゴリ押しする事務所」と言う人はいません。
デビュー当時にゴリ押しと呼ばれていた人たちが好感度の高い女優になったとたんに、そういう声も耳にしなくなりました。
オスカープロモーションは、どういう事務所?
では、オスカープロモーションはどのような事務所なのでしょうか。
ここでは歴史をたどるとともに、現在所属している女優・モデルを紹介します。
事務所の歴史と社内のしくみ
オスカープロモーションはモデルプロとして1970年に設立。
10代でゴールデンタイムの連ドラの主演を務め、10本以上のCMで活躍した後藤久美子が「美少女ブーム」の火付け役となりました。
そして、1986年ごろから女優の分野にも力を入れるようになりました。
1990年代には小田茜、佐藤藍子、米倉涼子ら、2000年代に入ると上戸彩、福田沙紀、忽那汐里、武井咲らが活躍しました。
モデル本部・芸音本部などのセクションに分かれていて、テレビでよく見る女優やタレントが所属しているのが芸能セクションの「芸音本部」です。
「全日本国民的美少女コンテスト」との関係
上戸彩、米倉涼子、武井咲、髙橋ひかるは、「全日本国民的美少女コンテスト」の出身者です(髙橋ひかるはグランプリ、そのほかは入賞)。
このコンテストは1987年にスタートした、国内最大級規模の女性タレント発掘オーディションです。
主催は全日本国民的美少女コンテスト実行委員会ですが、運営を担当しているのがオスカープロモーションです。
グランプリ受賞者だけでなく、ファイナリストや地方予選通過者の中で有望だと判断された人もオスカープロモーションに所属となります。
現在所属している主な女優・タレント
上戸彩
小学校6年生だった1997年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。
アイドルグループ「Z-1」のメンバーとして活動後、ドラマ『3年B組金八先生』で脚光を浴びました。
2012年にEXILEのHIROと結婚しました。
藤田ニコル
2009年に雑誌『nicole』の専属モデルオーディションでグランプリ。
2014年から2017年まで『Popteen』専属モデルとして活躍。
バラエティ番組にも出演して、人気を集めるようになりました。
小芝風花
2011年に「イオン×オスカープロモーションガールズオーディション2011」でグランプリを受賞して芸能界入り。
2016年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』で波瑠の娘役を演じて注目を集めました。
2023年秋ドラマは『フェルマーの料理』のヒロインを演じています。
髙橋ひかる
2014年に開催された「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリ。
2018年に『パフェちっく』で連ドラ初主演。
2024年1月スタートの中島健人主演ドラマ『リビングの松永さん』でヒロインを演じます。
そのほか、女優の後藤久美子、菊川怜、武井咲、真矢みき、本田望結、モデル・タレントの河北麻友子、中村静香、男性俳優では飯島寛騎、奥野壮らが所属しています。
オスカープロモーションに所属する方法
「全日本国民的美少女コンテスト」に応募する
全日本国民的美少女コンテストは、オスカープロモーションの新人発掘の主力です。
毎年開催ではなく、近年で最も近い開催は2017年でした。
募集は公式サイトでアナウンスされます。
随時開催オーディションに応募する
現在、オスカープロモーションの公式サイトでは、「女優・タレント」「俳優・タレント」「キャスター・レポーター」「モデル」「男性モデル」「パーツモデル」「子供モデル」「シルバーモデル」の8部門でオーディションを開催しています。
公式サイト「be amie」からのWeb応募のほか、郵送での応募も可能です。
応募資格は部門ごとに異なり、「女優・タレント」の場合は13歳から25歳までの日本在住の女性です。
書類選考を通過すると、二次審査(面接・カメラテスト)に進み、そこで合格するとオスカープロモーションと所属契約を結び、レッスンが開始されます。
オスカープロモーションが求めているタイプは
ビジュアル・スタイルが印象的な美少女タイプ
「美文化の創造」をテーマに掲げた国民的美少女コンテストを運営していることもあって、ビジュアルを重視する傾向があります。
美少女でないとダメということではありませんが、容姿に自信にある人は注目したい事務所です。
バラエティでも活躍できる明るいキャラクター
オスカープロモーションは番組制作も手がけていて、女優・モデルのバラエティ出演に積極的です。
モデル出身の河北麻友子や藤田ニコルはバラエティ出演によってブレイクしました。
上戸彩や小芝風花など、女優も明るいキャラクターが魅力的な人が目立ちます。
まとめ
オスカープロモーションについては、一時はさまざまな評判が聞かれましたが、その多くは信用度が低いウワサ話でした。
マスコミ関係者の間では、テレビ局や広告代理店と太いパイプを持ち、安心できる事務所として高く評価されています。
現在は、10代から20代前半の所属タレントがあまり多くないため、ライバルが少ないという点では今が狙い目の事務所とも言えます。

これまで10年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。