トライストーン・エンタテイメントは、小栗旬・田中圭・間宮祥太朗・赤楚衛二・木村文乃・原菜乃華らが所属している芸能事務所です。
演技力の評価が高い俳優が多数所属している事務所として知られていますが、新人の発掘のためにどのようなオーディションを行っているのでしょうか。
トライストーンのオーディションと事務所に関する評判を、メディア関係者から集めた情報をもとに考察します。
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実際に読んでみるとオーディションのノウハウが惜しみなく書かれています。
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トライストーンのオーディションの評判は?
新人オーディションを随時募集
トライストーンは現在、締切を設定していない新人オーディションを随時募集しています。
応募資格は13~22歳の男女で、必要事項を記入した応募用紙または履歴書と写真2枚を郵送することで応募が可能です。
宛先はトライストーン・エンタテイメントの公式サイトに記載されています。
書類審査を通過した人には連絡があり、2次審査(面接)・最終審査に進みます。
男性俳優の育成に定評があるが、最近は女優も増加中
トライストーンには小栗旬・田中圭・綾野剛といったベテランから若手の間宮祥太朗・坂口健太郎・赤楚衛二、次世代注目株の木戸大聖まで数多くの男性俳優が所属しています。
世間のイメージでも「男性俳優の層が厚い事務所」という印象が強いかもしれません。
人数としても、男性の割合が高くなっています。
しかし、女優も『この素晴らしき世界』でも主演したベテランの若村麻由美、連ドラや映画でおなじみの木村文乃、「ビズリーチ」のCMで有名になった吉谷彩子、『競争の番人』など多くのドラマに出演している大西礼芳、アニメ映画『すずめの戸締まり』で主演して注目を集めた原菜乃華など、実力派が揃っています。
男性に比べて女性が少なめということは、今後は女優の発掘に力を入れていくと思われるので、女優デビューを目指している人には狙い目の事務所と言えます。
オーディション出身でトライストーン所属になった俳優は
ドラマ『まれ』『忘却のサチコ』などで活躍した葉山奨之は、俳優として憧れていた小栗旬が所属しているということからトライストーンのオーディションに応募して所属が決まりました。
トライストーンに現在所属している俳優は、子役出身、スカウト出身など芸能界入りのきっかけはさまざまで、事務所主催のオーディションによって所属するようになった人はあまり多くはありません。
その一方で、トライストーンには事務所直営の俳優養成・演技研究所があり、そこでの演技修行を経て事務所所属になった人もいます。
直営の演技養成所で厳しく指導
トライストーンが運営している俳優養成・演技研究所は「トライストーン・アクティングラボ」(TSAL)です。
本格派の内容で、厳しいレッスンが行われていると言われています。
実際の現場での経験も積ませるということから、在籍中からドラマなどに出演するケースもあるようです。
TSAL出身でトライストーン所属になった俳優には、朝ドラ『らんまん』神木隆之介の東大植物学教室での同僚を演じた前原滉、朝ドラ『おちょやん』などに出演した東野絢香、子役出身で2024年3月からトライストーン所属となった牧野羽咲がいます。
トライストーンのオーディションの注意点は
トライストーンが募集しているオーディションの注意点としては、ケータイでのカメラで撮影した写真はNG、写真撮影にあたってはノーメイクかナチュラルメイクにするようにとオーディション募集ページに記載されています。
演技力重視のイメージが強い事務所ですが、ドラマや映画で活躍する新人を求めているだけにビジュアルも審査の要素になります。
あまりメイクをしていない、素材としての魅力を見たいという事務所の意向が応募要項からわかります。
2次審査や最終審査のときの審査会場までの交通費は自己負担になるという記載があるので、地方から応募する人は注意が必要です。
また、大手芸能事務所の中には所属決定後のレッスンには一切費用がかからないと明記しているところもありますが、トライストーンの場合は「レッスンスタート(有料・無料レッスンあり)」と書かれています。
この点も、あらかじめ知っておくことが必要です。
トライストーンは、どんな事務所?
歴史
トライストーン・エンタテイメントは1993年に、映画『あずみ』『クローズZERO』『新宿スワン』などを手がけた映画プロデューサーの山本又一朗氏(現・会長)が設立しました。
代表が映画プロデューサーということから事務所として映画製作も行っているほか、俳優だけでなく、清塚信也・KEIKOらのミュージシャンも所属。
BTSとも業務提携を結んでいます。
2024年6月には、所属俳優の小栗旬が会社の代表取締役社長に就任しました。
ガーシー事件に巻き込まれた
事務所をめぐる出来事としては、所属俳優のひとりの綾野剛が暴露系ユーチューバーのガーシー(東谷義和)の暴露動画のターゲットになり、その内容が事実無根であるとして事務所は法的手続きに動きました。
その後、国会議員に当選した東谷義和は2024年6月に脅迫の疑いで逮捕され、この騒動は収束に向かいました。
主な所属女優
木村文乃
2004年に映画『アダン』のヒロインオーディションでヒロインに選ばれて、女優デビュー。
その後、スカウトされてトライストーンに所属します。
2012年に堀北真希が主演したNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』に出演して知名度上昇。
2015年に『マザー・ゲーム』で連ドラに初主演しました。
主な出演作にドラマ『黒の女教師』『99.9-刑事専門弁護士-』『七人の秘書』『PICU 小児集中治療室』、映画『伊藤くん A to E』『ザ・ファブル』などがあります。
原菜乃華
子役として子供向け番組『ピラメキーノ』などで活躍後、2018年からトライストーンに所属。
2022年にはドラマ『ナンバMG5』で間宮祥太朗の妹役を好演。同じ年の11月に公開された劇場アニメ映画『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜擢されて注目を集めました。
2024年にはドラマ『どうする家康』『泥濘の食卓』に出演。ドラマ『こむぎの満腹記』で主演しました。丸亀製麺「丸亀シェイクうどん」のCMにも出演中です。
田牧そら
生まれて半年後に子役として活動開始。
2018年からNHKの『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』に日直アシスタントとして出演。
トライストーンには2021年から所属しています。
2024年夏のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に生徒役としてレギュラー出演。
BSドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』で主演して次世代女優として期待を集めています。
トライストーンが求めているタイプは
主役を目指せる演技派
トライストーンは「主演ができる俳優」の発掘・育成に力を入れています。
そのことを表すエピソードとして、木村文乃が女優としてレッスンを受けていたころに、デビュー当時はなかなか芽が出なかったので主演でも脇役でもいいから女優をやりたいというモードだった彼女に対して、現会長に「やるからにはトップを目指せ」と言われた、と彼女がインタビュー記事で語ったことがあります。
「いろいろやりたい人」より「演技がしたい人」
ほかの事務所と比較すると、トライストーンに所属している人は俳優中心の活動の傾向が強くなっています。
オーディションの募集要項にも「ジャンル:俳優、女優」と記されています。
演技だけでなく歌もバラエティもモデルもいろいろやりたいというマルチ志向の人よりも、「とにかく演技をやりたい」という気持ちが強い人に合っている事務所と言っていいでしょう。
まとめ
トライストーン・エンタテイメントは、多くの演技派俳優が所属しています。
女優も木村文乃をはじめ、期待の若手の原菜乃華や田牧そらも所属しており、今後はさらに女優の層が厚くなりそうです。
随時募集中の新人オーディションを実施しているので、演技をメインに活動したい人は注目です。
これまで10年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。