男性モデルになるにはどうすればいいのか?
モデルをやってみたい、興味があるという方も多いと思いますがどうやってなればいいかわからない方も多いと思います。
今回はこれまでモデルを含め5年以上芸能界の仕事をしてきた自分がモデルのなり方からモデルのお仕事について解説していきます。
男性モデルになるには?
男性モデルになるための一番の方法は芸能事務所に所属することです。
モデルというと一見フリーでもできそうなイメージがあるかもしれませんが、できるのは読者モデルくらいで雑誌や広告のモデル、CM、ファッションショーなど本格的にモデルをやる場合には芸能事務所に所属する必要があります。
なぜなら本格的なモデルのお仕事はお金も発生するので当然素人を採用することはほとんどありませんし、芸能事務所経由で案件が来る場合がほとんどです。
なので本格的にモデルをやる場合にはまず芸能事務所に所属するようにしましょう。
芸能事務所はいくつかありますが、私がこれまで受けてきた芸能事務所のオーディションの中で最もよかったところを一つ紹介しておきます。
それがAVILLASTAGEという芸能事務所です。
AVILLASTAGEと言えば、小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
良かった理由として、これだけ大手の芸能事務所でありながら現在積極的に所属者を募集していてタイミングが良いことと、初めての人でもオーディションが受けやすく私が受けたときも一番行って良かったと思えたからです。
私が以前オーディションを受けたときは、クリス松村さんが実際にいらっしゃって色々アドバイスなどをもらえました。
オーディション自体も初めての人が多く雰囲気も和やかで、私も当時はオーディションにあまり行ったことはなかったですが、緊張することもなく、褒めてもらったりもしてもらえ行ってよかったと思えるオーディションでした。
他の参加者はもともとアイドルをやられていた方や他の大手芸能事務所に以前所属していた方など様々でした。
参加費も無料なのでぜひ参加してみることをおすすめします。
下記画像リンクからとんだ先のページに少しスクロールすると「モデルオーディション」という画像リンクがあるのでそちらを押して応募できます。
その他男性モデルになる方法
上記で芸能事務所のオーディションに参加しモデルとなる方法を紹介しました。
これが一番王道のなり方ではありますが他にもモデルになる方法はあります。
- 事務所からのスカウト
- 専属モデルに応募する
- 読者モデルになる
事務所からのスカウト
原宿、渋谷、表参道などを歩いていると芸能事務所のマネージャーなどがたまたま歩いていて目をつけてもらえるとスカウトされることがあります。
そうなれば芸能事務所に所属ができモデルとして活動することができます。
ただし、声をかけてくる事務所は所属しても仕事がないような小さい事務所や所属の際にお金がかかるような事務所が大半です。
(ハイペースでたくさんの人に声をかけています)
大手の芸能事務所が声をかけてくるのは奇跡的な幸運です。
よってスカウトされたらまずは名刺をもらいその場ではすぐ返事をせず家に帰ってからネットなどで事務所のことを調べましょう。
スカウトについては下記の記事で詳しく紹介しています。
モデルでスカウトされるには?場所・注意点など大手芸能事務所の私が解説
専属モデルに応募する
メンズノンノやFINEBOYSなど有名雑誌の専属モデルオーディションが年に1回開催されています。
これでグランプリを取ることができれば紙面に載ることができるほかその雑誌の専属モデルとして活動することができます。
しかし応募者は何万人といてグランプリを取れる確率はかなり低いため、期待はしすぎず取れたらいいなくらいの感じで事務所のオーディションと並行して応募してみましょう。
読者モデルになる
最後は素人として読者モデルとして活動することです。
読者モデルは一般の人から募集することが多く、専属モデルなどに比べるとハードルは低いです。
私も何度かやったことがありますがギャラなどは1回3,000円だったり場合によっては出ないことも多いため仕事としては成り立ちづらいです。
メンズモデルの種類
メンズモデルにもいくつか種類があります。
まずはそれぞれのお仕事内容についてきちんと理解してください。
- 読者モデル
- 専属モデル
- ファッションショーモデル
- 広告&CMモデル
読者モデル
一つ目が読者モデル。
上記でも説明しましたが基本的には一般の素人の子が雑誌に載ります。
1回3,000円だったりとかギャラも安いので事務所に所属した後仕事としてやることはほとんどありません。
ただ、藤田ニコルさんやみちょぱさんのように表紙に載るほどではないけど常連で人気のあるモデルはそこから売れていってテレビに出ることもあります。
専属モデル
2つ目は専属モデルです。
特定の雑誌などと1年契約などを交わし、表紙など1年間その雑誌の専属として出続けます。
読者モデルと違い1年間契約するわけですから、それなりに知名度や実績がないと選ばれません。
ただFINEBOYSやメンズノンノなどの雑誌は専属モデルをオーディションで毎年選んでいます。
ファッションショーモデル
3つ目はファッションショーモデルです。
ファッションショーではモデルが様々なブランドの服を着てランウェイを歩き、服を見せるための場です。
パリコレなどはイメージしやすいのではないでしょうか?
海外を中心に行われており、海外のモデル事務所などと契約し出演することが多いです。
ただし身長が185センチ以上必要だったり相応のスタイルがないと起用されるのは難しいので、出演するためのハードルは高いです。
広告&CMモデル
最後は企業の広告やCMなどに出るお仕事です。
芸能事務所に入るとこれらがオーディションのメインとなります。
ギャラも高く事務所に所属しているプロのモデルしかいません。
案件数は非常に多いので事務所に所属すれば仕事のチャンスはたくさんあります。
男性モデルに求められる要素や条件とは
男性モデルに求められる要素や条件とはどのようなものがあるでしょうか?
- ルックス
- スタイル
- オーディションを受け続けること
ルックス
まずはルックスです。
モデルというのは当然見た目が大事ですから常に見た目は気をつけなければなりません。
ただし勘違いしてはいけないのは、イケメンや可愛いといった単に美男美女でなければいけないということではありません。
かっこいいけどよくいるイケメンや可愛いけどよくいる美女のような人よりも雰囲気のあるかっこよさや個性的な可愛さのほうが良かったりもします。
時には怖い雰囲気、威圧的な顔、ミステリアスな表情など仕事や案件によって求められるものはそれぞれです。
大事なのは自分の強みを活かすこと。
自分を客観視し自分の特徴を活かすようにしていきましょう。
モデルになるにはどんな顔が必要?顔以外にも超重要な要素3つを解説
スタイル
見た目が大事なお仕事である以上スタイルも大事です。
モデルの基本は服や商品をどう見せるかなので、シルエットは非常に大事です。
身長の高さや線の細さなどがモデルには求められることも多いです。
ただしこれも必ずしも身長が高くなければいけないかというとそうではありません。
ファッションショーや雑誌の専属モデルなどは身長が高くないと厳しかったりもしますが、広告やCMなどは身長が関係ないものも多いです。
ルックスの話と同様、自分の個性をどう活かしていくかが重要です。
オーディションを受け続けること
3つ目は諦めずオーディションを受け続けることです。
これは上の2つと違い自分の行動に関することですが、一番大事です。
モデルに限らず芸能の世界ではタイミングや運が売れるにはとても大切です。
オーディションに100%受かるひとなんて存在しません。
諦めずに何回も受け続けてチャンスを待ちましょう。
昔自分はワタナベエンターテインメントのオーディションでこんなことを言われたことがあります。
「芸能界を目指す人はたくさんいる。しかし周りはどんどん色んな事情でやめていき気づけば自分と同じ時期に始めた人はほんの少しになっている。だから実は本気でやっている人の競争率はそんなに高くない」と。
仮に同じ時期に芸能界を目指している人が10万人いたとして5年、10年と続けていれば気づけばそのうち残っている人は1,000人以下になっているでしょう。
この世界は諦めてしまう人が多いですが、諦めずに挑戦し続けた人が勝ちます。
やり続けていればいつかチャンスは挑戦した分だけ訪れるものです。
それに自分は経験を積んで実績も積み上がりどんどん成長していっています。
やり続ければやり続けた分だけ成功確率は上がっていくのです。
このことからオーディションは諦めずどんどん受け続けることをおすすめします。
男性モデルになるには身長はどのくらい必要か?
男性モデルの身長に関してはモデルの種類や仕事内容によって必要な身長が変わってきます。
例えばスーパーモデルと呼ばれる海外で活躍するようなショーモデルの場合は男性の場合185㎝以上は必要になってきます。
一方で、有名雑誌の専属モデルオーディションなどは応募条件が175㎝以上となっている場合が多いです。
しかしこれらの雑誌に160㎝台のモデルが載っていることもあります。
広告やCMなどではその案件ごとに必要な身長が違うため一概には言えません。
180㎝くらいを求められる案件もありますし逆に小さい人が求められるケースもあります。
身長が低いからといってモデルを諦める必要はありません。
案件によって求められるものはまちまちです。
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男性モデルになるために(年齢別)
男性モデルになるための方法を年齢別にまとめてみます。
高校生で男性モデルになる
まずは高校生の場合。
高校生の場合は若くて可能性が無限にありますので、色々なオーディションに参加してみるといいと思います。
有名雑誌の専属モデルオーディションやジュノンボーイコンテスト、事務所に所属するためのオーディションなど受けられるものは片っ端から受けていきましょう。
ただし未成年の場合はたいてい保護者の同意が必要ですので受ける際には親に同意を得てから受けましょう。
大学生で男性モデルになる
大学生の場合であれば、行動範囲も広がり自分でオーディションを探し自由に受けることがある程度可能になっていると思います。
自由にオーディションが受けられるので気になったものは片っ端から受けていきましょう。
大学生くらいの年齢が一番オーディション参加者としても多いので、周りの人のオーディションの様子も参考になるはずです。
自信をもって堂々と臨みましょう。
30代で男性モデルになる
30代からはかなり遅めのスタートなので雑誌の専属モデルやコンテストのようなオーディションは受けられない場合が多いです。
しかし30代からでもモデル自体は全然始められるため、まずは芸能事務所への所属を目指しオーディションを受けましょう。
企業広告やCMなどのモデルは30代を募集しているものも多くあるので、事務所へ入れば仕事の案件は多く存在します。
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メンズモデルの有名オーディション
メンズモデルのきっかけとなるオーディションとして有名なものを紹介します。
これは芸能事務所へ所属となるオーディションではなくあくまでグランプリを決めるコンテストのようなものです。
メンズノンノ
雑誌メンズノンノの専属モデルオーディションです。
グランプリに選ばれれば1年間メンズノンノと専属契約を結び雑誌に載ることになります。
2020年は6月30日締め切りで募集が行われました。
応募条件としては、23歳以下の男性で身長が175㎝以上。
書類審査に通れば面接やカメラテストが待っています。
2020年グランプリの子が20歳で181㎝、準グランプリが17歳で183㎝、TikTok賞の子が19歳で185㎝でした。
専属モデルの間は他の雑誌の仕事やCMなどの仕事はできませんが、実績となることはメリットになるでしょう。
FINEBOYS
こちらは雑誌FINEBOYSの専属モデルオーディションです。
私も受けたことがありますが、オーディション帰り8人くらいで山手線のホームを歩いていたら「全員でけぇ~」と振り返られました(笑)
FINEBOYS専属モデルとして1年間の専属契約と副賞100万円が貰えます。
2020年は書類応募が6/9(火) 0:00〜8/7(金) 23:59となっていました。
応募条件としては、15~22歳の男性で身長が175㎝以上。
一次審査(対面審査)→二次審査(対面審査&WEB一般投票)→最終審査となります。
ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト
言わずと知れたジュノンボーイコンテストです。
12歳~22歳までの男の子が対象で、雑誌の専属モデルオーディションのように身長制限などはありません。
しかしその分ルックスが重視されます。
私も過去にベスト30まで残ったことがあります。
直接モデルのお仕事につながるオーディションではありませんが、これがきっかけで芸能事務所への所属が決まることがあります。
むしろそのために出場するようなものです。
過去の出場者に小池徹平・三浦翔平・菅田将暉らがいます。
まとめ:メンズモデルになるにはまず芸能事務所に所属しよう
まずはモデルとしていち早く活動することが大事なので、芸能事務所へ所属しましょう。
芸能事務所へ所属しないとモデルとして本格的な仕事はできません。
芸能事務所のオーディションをまずは受けてみてモデルとしての第一歩を踏み出しましょう。
皆さんがモデルとして成功することを祈っています。
モデルになるには?モデルになりたい人へモデル歴5年の自分が解説

これまで5年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。