浜崎あゆみ、大塚愛、AAAなど数多くの人気アーティストを生んできたエイベックス。
知名度も高く、原宿などでいくつもの事務所がスカウトを行っている中で、ほかのすべての事務所からのスカウトを断っている人も、エイベックスからのスカウトだけには反応するケースが多いと言われるほどです。
エイベックスでは提携スクールやオーディションを通じて新人を発掘してきたほか、スカウトも行っています。
SNS時代になり、街頭でのスカウト活動だけでなく、地方在住の人にも目が届くような新しいタイプのスカウトを展開するようになっています。
エイベックスではどのようなスカウトを行っていて、どんなタイプの人が求められる傾向があるのかを探ります。
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エイベックスのスカウトの仕方や特色は?
原宿でのリアルスカウト
養成スクールのエイベックスアーティストアカデミーの東京校が原宿に所在していたこともあり(2021年に渋谷に移転)、エイベックスのスカウト活動は原宿・竹下通りを中心に行われてきました。
また、横浜でもスカウトをしていたという情報もあります。
最近はインターネットやSNSが身近なものになり、エイベックスは、こうしたリアル接触によるスカウトだけでなく、新しいやり方に力を入れるようになってきています。
オンライン審査会「ウルトラスカウトキャラバン」
そのひとつが「ウルトラスカウトキャラバン」というプロジェクトです。
これはエイベックスのスタッフがスカウトした次世代スター候補から、面談や書類審査を経て、ZOOMを使ったオンライン審査会を実施して、合格者はエイベックス所属となるものです。
オンラインなので、全国47都道府県から参加可能。
審査会では自己PR・歌唱・演技のほか、ダンスやモデルのウォーキングなどの自由パフォーマンスを審査します。
審査会の参加費用は無料です。
スカウト担当スタッフはTikTokやインスタにも注目
エイベックスのスカウト担当スタッフは、芸能活動をしていない一般の人たちのインスタグラムやTikTokなどのアカウントを定期的にチェックし、将来性を感じる人にはSNSを通じて連絡するという活動も積極的に行っています。
そうした活動によって、エイベック所属となったアーティストも増えてきています。
音楽配信者のライブ配信を訪れて歌手候補をスカウト
「AWA」は、エイベックス・デジタルとAbemaやアメーバブログなどを手がけるサイバーエイジェントと共同出資した音楽配信アプリです。
機能のひとつの「AWAラウンジ」では、2022年から正規音源の音楽を流しながらライブ配信ができるようになりました。
現在はAWAに公認された配信者の配信を、音楽業界関係者が訪れてアドバイスをしてくれる、「#私を見て」という企画が行われています。
デビューにつながる可能性もあり、注目を集めています。
世界を視野に入れた「avex youth」も始動
2022年からエイベックスは、世界的に活躍できる次世代スターの発掘・育成を目指す「avex youth」をスタートさせました。
このプロジェクトは、オーディション、スカウト、提携スクールなどから集まったヴォーカリスト、ダンサー、ミュージシャン、モデル、タレント、俳優など25000人の候補生から「avex youth」(特待生)を約100名選出して、寮生活やレッスンを通じて育成するというものです。
エイベックスにスカウトされた女優・アーティスト
安斉かれん
ドラマ『M 愛すべき人がいて』で主演した安斉かれんは、高校生のときに原宿でモデルとして芸能事務所にスカウトされました。
その後、その事務所がエイベックスとつながりがあったことから、新人を探しに訪れていたエイベックスの創業者で浜崎あゆみを育てた松浦勝人会長にスカウトされ、エイベックスアーティストアカデミーに通うようになりました。
Kirari
フジテレビ系『めざましテレビ』に“イマドキガール”として出演したほか、大阪の商業施設「HEP FIVE」のイメージガールも務めてZ世代から人気を集めています。
モデルのKirariは、芸能界に憧れて始めたインスタグラムのフォロワーが急増して、エイベックスの新人開発スタッフの目にとまって、メールでスカウトされました。
まこみな
まこみなは、福島県の同じ高校に通っていた「まこ」と「みなみ」の2人が「ミックスチャンネル」に投稿した“双子ダンス”動画が同世代の人気を集めました。
その動画がスタッフの目にとまり、エイベックス・マネジメントに所属。
2016年にユニバーサルミュージックからメジャーデビューしました。
小室安未
2018年に放送された『テラスハウス』で活躍した小室安未は、大学在学中にイベントサークルが主催するミスコンの会場でエイベックスからスカウトされ、芸能界に入りました。
2024年4月から、日テレ系『Zip!』の「流行ニュース キテルネ!」のリポーターを務めています。
エイベックスにスカウトされそうなのは、どんなタイプ?
音楽・ダンスの才能がある人
エイベックスは、輸入レコードの卸売会社としてスタートして、レコード会社としてavex traXなどのレーベルを展開しているので、音楽が事業の軸となっています。
ウルトラスカウトキャラバンの審査に歌唱の審査がことからもわかるように、歌やダンスが得意な人はアピールしやすい事務所です。
エイベックスの松浦勝人会長が配信で、最近はビジュアルよりも歌がうまい人を発掘することに関心が強くなっていると発言をしたこともあります。
最近は演技派女優の育成にも力を入れる
エイベックスというとダンス系音楽のイメージが強いですが、マネジメント部門のエイベックス・マネジメントには、若手の演技派女優が増えています。
最近では、NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のヒロインのひとりを演じた川栄李奈、『ゆるキャン△』では大原優乃が活躍しました。
2024年は、飯豊まりえが『何曜日に生まれたの』で主演、髙石あかりはNHK夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』で蒔田彩珠とダブル主演しました。
活躍している女優の数はまだそれほど多くないので、今後も女優部門を充実させるためにスカウトにも力を入れていくはずです。
強さを秘める人
エイベックス所属女優に共通する要素として、ほかの事務所と比較して目立つのは、気が強い女性やクールな女性像を演じるのを得意とする人が多いことです。
その代表として、沢尻エリカ(2024年2月に舞台で復帰する予定)、髙石あかりが挙げられます。
飯豊まりえや川栄李奈も、CMではやわらかい表情を見せていますが、女優としては芯が強い役柄も得意とします。
エイベックスのスカウト戦略を知る方法はある?
スカウトや新人開発に関しては非公開の事務所が多いです。
しかし、そのなかでエイベックスはスカウト戦略やスカウト術について、SNSやYou Tube配信などを通じて積極的に公開しています。
スカウト担当スタッフのSNSアカウントやエイベックスグループのオーディション情報を発信するX(旧ツイッター)のアカウントもあるので、関心がある人は注目してみてください。
こういう「エイベックスのスカウトマン」は、なりすましの可能性大
エイベックスが公表しているスカウトポリシーをもとに考えると、次のような項目にあてはまる「エイベックスのスカウト」と称する人物は、なりすましの可能性があるので注意が必要です。
注意ポイント
☆名刺を渡してくれない。
☆渡された名刺にスカウト担当者の写真が付いていない。
☆スカウトされたその場で、捺印・署名を求められた。
☆強引に連絡先を聞いてくる。
☆スカウト後、話をするためにグループ本社・各事業所以外の場所に連れて行かれた。
☆審査料などの名目でお金を要求された。
☆飲酒を勧められた。
☆スカウトの連絡が「av.avex.co.jp」以外のドメインのメールから届いた。
☆SNSを通じてのスカウトに、「av.avex.co.jp」ドメインメールの併記と連絡先の提示がない。
まとめ
エイベックスは、音楽・ダンスを軸として、女優・モデル・クリエイターなど幅広いジャンルで活躍する才能を発掘・育成している事務所です。
SNS時代に対応したスカウトをいち早く進めていて、そこからどのような新しいスターが生まれるかが注目されます。
![みっつ](https://mitsulog1.com/wp-content/uploads/2021/09/22076539.jpg)
これまで10年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。