福山雅治やPerfumeも所属している大手芸能事務所「アミューズ」の女優やモデルには、オーディション出身の人たち(仲里依紗、堀田真由、山田杏奈、清原果耶など)がいる一方で、スカウトされて所属が決まった人もいます。
10代の頃から2022年までアミューズに所属していた上野樹里も、スカウトによって発掘されました。
アミューズのスカウトには、どんな特徴があるのでしょうか。
そして、どのようなタイプの人が求められるのでしょうか?
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アミューズにスカウトされた人
吉高由里子
出典:アミューズWEBサイト
2024年度のNHK大河ドラマ主演も決まっている吉高由里子は、高校1年生のときに学校の遠足でかぶる帽子を買いに行った原宿でスカウト。
買い物の途中にアクセサリーショップでイヤリングを見ていたときに声をかけられました。
声をかけてきたのが女性のスタッフだったことから、気を許して事務所に電話をしたと吉高がインタビューで語ったことがあります。
当時の様子について知る芸能プロ関係者による「少し離れた場所から彼女のことを見ていたら、視線を感じた吉高さんが、物色していたイヤリングを振りながらニコッと笑いかけてきたのが印象的だったとか」(『週刊女性PRIME』2022年5月24日配信)というコメントが載ったことがあります。
スカウトしたスタッフは存在感の魅力だけでなく、その反応にも女優としての可能性を感じたのかもしれません。
三吉彩花
出典:アミューズWEBサイト
10代の頃は雑誌『Seventeen』専属モデルとして活躍しました。
最近ではミラノコレクションにもモデルとして出演したほか、映画『犬鳴村』に主演した三吉彩花も、アミューズに所属するきっかけはスカウトでした。
スカウトされた時期は早く、小学校3年生のときでした。
小学校を卒業する頃には身長が162cmあったとのことで(現在は173cm)、当時からスタイルの良さが目立っていたと思われます。
アミューズに所属後、雑誌『ニコプチ』の専属モデルのオーディションに合格。
2010年からは中学卒業まで活動する「成長期限定ユニット」さくら学院の1期生メンバーとしてアイドル活動もしていました。
八木アリサ
出典:アミューズWEBサイト
モデルの八木アリサは、父親の仕事の都合で幼稚園時代から小学校2年生までタイで暮らしていました。
その後、帰国して北海道・札幌に住むことに。
趣味で通い始めた地元のダンススクールの発表会でアミューズにスカウトされ、母親とともに事務所スタッフの話を聞いて、所属が決まりました。
小学校6年生から『nicola』専属モデルとなり、当初は東京まで通っていました。
ですが、高校生になって『ViVi』専属モデル(2022年卒業)に起用され、高2で上京します。
現在は女優としても活躍中で、2024年秋のドラマ『フェルマーの料理』では、レストラン「K」で給仕を担当するフランス出身のアネット・バルトリ役を演じています。
スカウトされたアミューズ所属(出身)の男性俳優
そのほか、男性俳優では『仮面ライダーエグゼイド』や舞台『デスノートTHE MUSICAL』で活躍した甲斐翔真も、スカウトされてアミューズ所属となりました。
また、2021年までアミューズに所属して、現在はアミューズが出資した新会社「Co-LaVo」に所属している佐藤健は、2005年にアミューズからスカウトされて俳優としてデビューしました。
アミューズの女優・俳優がスカウトされた場所は?
地元・札幌でスカウトされた八木アリサを除いて、吉高由里子、三吉彩花、甲斐翔真、佐藤健の4人はいずれも東京・原宿でスカウトされました。
アミューズがスカウトの最重要ポイントとして原宿に注目していたことがわかります。
ただし、最近は法律の規制などもあって、各芸能事務所のスカウトマンがいる場所も以前とは変化しています。
アミューズにスカウトされそうなのは、どんなタイプ?
規模が大きくない芸能事務所では、スカウトした人の所属の最終判断を事務所の社長がするケースが多く見られます。
そのため、似たようなタイプの人がスカウトされることも少なくありません。
しかし、アミューズは株式を上場している大きな事務所で、マネジメントを手がけているスタッフの数も多く、いろんなタイプの女優やモデルが所属しています。
とは言っても、アミューズらしさの特徴みたいなものは、所属タレント全体に感じることができます。
アミューズは、どのようなタイプを求める傾向があるのでしょうか?
表現力がある個性派
アミューズには、事務所の女優陣の基礎を作った深津絵里、朝ドラ『風のハルカ』のヒロインを演じた村川絵梨(最近では平手友梨奈が弁護士を演じたドラマ『うちの弁護士は手がかかる』にレギュラー出演)のベテランふたりをはじめとして、数多くの映画賞を受賞した仲里依紗や吉高由里子ら、演技派女優がそろっています。
若手の所属女優を見ても、朝ドラヒロインを演じた清原果耶、10代の頃から主演に起用されてきた山田杏奈、2024年秋の『たとえあなたを忘れても』で連ドラ初主演を果たした堀田真由など、演技力が高く評価されている人ばかりです。
かつて所属していた上野樹里を含めて、表現力が豊かで、ちょっとクセのある役柄を得意とする個性派がアミューズの特徴になっています。
都会的なモデルタイプの地方出身者
アミューズには、長身でスタイルがよく、モデルとして活躍しながら女優などほかのジャンルでの活動も展開している人も少なくありません。
その代表は、前述の三吉彩花と八木アリサのほか、松井愛莉、元『nicole』専属モデルの川床明日香、リクルート「ゼクシィ」のCMに出演中の茅島みずきなどです。
このうち、三吉彩花を除いた4人には共通点があります。
それは地方出身者だということです(八木アリサは北海道、松井愛莉は福島、川床明日香は福岡、茅島みずきは長崎)。
都会的な雰囲気があるモデルタイプというと東京や関東出身のイメージがありますが、そうではありません。
地方出身でありながら洗練されていて都会的というギャップの魅力と、地方出身ならではの素朴な部分も持っていることを、モデルだけでなく女優としても活躍する上で重要な要素として重視しているのだと思われます。
2021年に本社を山梨県に移転させたアミューズは「地方創生」に力を入れています。
オーディションでも全国を回って全員と面接するオーディションを実施するなど、地方にいる逸材の発掘を目指しています。
茅島みずきは「アミューズ全県全員面接オーディション2017〜九州・沖縄編〜」でグランプリに輝きました。
地方在住の芸能界を目指している人は注目の事務所と言えます。
要注意! こういう「アミューズのスカウトマン」は、なりすましの可能性
アミューズは、スカウト活動に関する遵守事項について公式サイトで掲示しています。
その内容をもとに考えると、次のような項目にあてはまる「アミューズのスカウト」を名乗る人物は、なりすましの可能性があるので注意が必要です。
注意ポイント
☆スカウトされた場所で、印鑑の捺印やサイン(署名)を求めてくる。
☆アミューズの社員証を見せてくださいとお願いしても、見せてくれない。
☆提示した社員証が名前だけで写真が貼られていない。
☆未成年に対するスカウトで、保護者との面会や了解を経ることなく、契約などを進めようとする。
☆審査料、プロフィール用写真撮影料などの名目で、お金を要求する。
また、芸能事務所の中にはSNSを通じてスカウトを行っているところもあります。
が、アミューズはSNSを含むWebでのスカウト活動は行っていません。
XやインスタグラムなどのDMにアミューズのスカウトだと名乗る人物からの連絡があったときには、すぐに返信するのではなく、公式サイトなどを通じてアミューズに確認することをおすすめします。
まとめ
魅力的な個性派女優が多数所属しているアミューズは、新人開発室というセクションのスタッフがオーディションやスカウトを手がけています。
将来性を見抜くそのスカウト力と、「この女優を売りたい!」という熱量を持って原石を主演級に育てる育成力の高さが、業界内でも定評があります。
NHK朝ドラ『らんまん』で浜辺美波の友人となった大学教授夫人役を演じた中田青渚など、次世代を担う注目の若手女優もアミューズから次々と生まれています。
今後、スカウトによってどのような新星が登場するのか、注目されます。
これまで10年以上大手芸能事務所にて、俳優、モデルを中心に活動。
出演はドラマ、映画、雑誌、CM、再現VTR、など多数。
芸能界のリアルな話や売れるためのぶっちゃけ話を中心に書いていきます。