ボイトレを独学でやってみようと思っているけどどうやったらいいかわからない。
今この記事を読んている人はそのように考えているのではないでしょうか?
ここではこれまでボイトレを3年以上続けてきた私が独学でボイトレをやる方法について詳しく解説していきます。
そもそも独学ではなくボイトレ教室で学ぶべき理由
まず最初に、ボイトレはできれば独学ではなく教室などに行ってしっかりとレッスンを受けるべきです。
みなさんは、なぜボイトレを始めようと思いましたか?人それぞれだとは思いますが、ほぼほぼ全員の目標は歌が上手くなることだと思います。
そこで「まずはネットで調べて、自分でやってみよう!」と独学でボイトレを初めてみようと考えている方は注意です。
それでは独学でボイトレを行ってはいけないのか。
それは、ボイトレは人それぞれに合ったものがあり、適切な練習量で適切なトレーニングを行うから効果がでます。
しかし、自分にあった適切なものは素人には見つけることはできません。
そこで必要なのがボイトレ教室の先生です。
声のプロであるボイトレ教室の先生が自分の声を分析してくださり、そこで適切な練習量や適切のトレーニングを考えてくださいます。
そして何よりも、正しいトレーニング方法を教えてくださいます。
素人が自分で練習内容を決めてしまうと、喉を痛めたり、全く上達しないままで終わってしまい、全くいい効果が期待できませんし、効果が出たとしても、ボイトレ教室に通って得るものと比べると大きな違いが生じます。
以上の理由から、ボイトレをするにはボイトレ教室に通って、先生に教えてもらいながらボイトレを行うことを強くおすすめします。
おすすめのボイトレ教室3選
ボイトレ教室に通うことも検討している方のために、ボイトレ教室のおすすめ3選を先に紹介しておきます。
ボイトレ教室に通うにあたって
ボイトレ教室に通う際には、自分に合ったボイトレ教室を選ぶことが大切です。
もし自分とやりたい音楽の方向性が違かったり、将来性が違かったりすると、あとあと面倒です。
なのでまずは各ボイトレ教室の無料体験に参加してみて、雰囲気を掴みましょう。
3位:リズムセブン
料金&アクセス
- 料金:入会金:1,0000円+1コマ4,950円(マンツーマン)※7のつく日は入会金70%オフ
- アクセス:首都圏のみ
カラオケ連携店舗に併設されたレッスンスタジオでレッスンを行うので、自宅や職場の最寄り駅でもレッスンを行うことができます。
また、予約方法も電話、メール、LINEで行うことができ、気軽にレッスンを受けることができます。
現在行われている無料体験レッスンでは、約30分間で通常通りのレッスンを受けることができます。カラオケも完備されているので、手ぶらで無料体験レッスンを受けに行けます。
下記のリンクから簡単に無料体験レッスンの申し込みができるので、一度参加してみるといいと思います。
おすすめする方
- カラオケが上手になりたい!
- 高い声を出せるようになりたい!
- 音痴をなおしたい!
- 自分のペースでうまくなりたい!
- 自宅や職場の近くでレッスンしたい!

2位:ミュウ
料金&アクセス
- 料金:入会金1,0000円+1コマ5,000円(マンツーマン)※今なら入会金0円
- アクセス:渋谷校、新宿校、池袋校、秋葉原校、吉祥寺校、横浜校、大宮校、栄校、心斎橋校、天神校+オンライン
こちらの教室では、本当の声を引きだすパートナーとしてレッスンを行っています。
今なら入会金が無料などのキャンペーンも実施中です。
ミュウの一番の特徴としては、オンラインレッスンを実施しているところです。
オンラインレッスンには2つあり、自宅などでできるリモートオンラインレッスンとスタジオに行き講師の方と別々の部屋でレッスンができるスタジオオンラインレッスンがあります。
また、現在は新型コロナウイルス感染症予防のため、無料体験レッスンをオンラインで受けることができます!
ぜひ下記のリンクから気軽に無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?
おすすめする方
- プロを目指す方
- 初心者の方
- カラオケがうまくなりたい方
- 音痴を克服したい方
- 年齢を気にせずに楽しみたい方
- オンラインでレッスンを受けたい方

1位:シアーミュージック
料金&アクセス
- 料金:入会金2,000円+1コマ4,000円(マンツーマン)
- アクセス:全国92か所
一番おすすめのボイトレスクールは、シアーミュージックです。
一番おすすめの理由としては、趣味として始めたい方からプロを目指している方にもかなり本格的なレッスンが受けられる点です。
趣味で始めたい方はもちろんのこと、プロを目指す方にもマンツーマンの充実したレッスンが組まれています。
気軽に参加できるスクール内イベントが充実しているので趣味で始めたい方も楽しくできますし、レコード会社直結なのでプロを目指したい方にも夢につながるチャンスがたくさんあります。
また、それぞれの歌のジャンルに合った先生が指導してくださいます。
料金もかなり安めで入会金2,000円、マンツーマンレッスンで1コマ4,000円はなかなかの破格だと思います。
少なくとも自分が見たマンツーマンレッスンでは一番安いです。
下記のリンクから無料体験が申し込めるので、まずは気軽に参加して雰囲気を掴んでみましょう。
おすすめする方
- プロとしてデビューしたい方(レコード会社直結のボイトレスクール)
- コロナが心配だけどレッスンを受けたい!
- 歌の苦手意識を克服したい!
- 趣味で楽しく始めたい!
独学で行うボイトレについて
家で行うボイトレの練習方法
家で行うボイトレは、近所や同居人の迷惑にならないような注意点がありますが、家でボイトレを行うことも可能です。
それについてまとめた別の記事があるので、そちらをご覧ください。
自宅でボイトレをやる方法!おすすめのグッズや防音対策も紹介!
カラオケで行うボイトレの練習方法
歌がうまいと言われる要素の中に「歌唱力」というものがあります。そしてカラオケは密室状態で、他の人の目を気にすることなく声を出せるので、歌唱力をあげるのに最適な場所と言えるでしょう。
これから紹介するボイトレ方法を踏まえた上で、カラオケで練習するととても効果的かと思います。また、カラオケで実際に歌った時に、自分の成長を感じられるのも楽しさの一つではないかと思います!最近だと、一人カラオケ専用のカラオケなどもあるので、カラオケに一人で行きやすいのもおすすめする一つの理由です!
独学のボイトレ練習方法
腹式呼吸を身につける
「歌を歌う」つまり「声を出す」にあたって最もよく耳にするのが腹式呼吸だと思います。
でも、腹式呼吸って聞いただけじゃわからない。という方が多くいると思います。
腹式呼吸とは、腹筋の力を使って肺の横隔膜を広げたり縮めたりすることで呼吸をする方法です。
難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、実は寝ている時の人間は腹式呼吸になっています。
布団に仰向けになって自然に呼吸し、自分のお腹を見てみましょう。
吸うときに膨らんで、吐くときに縮むという動きをしているのがわかります。
これが腹式呼吸です。
それではなぜ腹式呼吸がこれほど進められるのか。
そもそも現在日本で取り入れられているpopsという音楽ジャンルは英語圏で生まれたもので、英語というのは腹式呼吸で発声する言語なので、腹式呼吸をすることが大切になります。
その他にも、腹式呼吸をすると喉への負担を軽減し、長時間歌っていることが可能になったり、音程を安定させたりすることができます。
腹式呼吸を身につけるにはまず、メトロノームを使って練習をしていきます。家にない方は
iosの方→https://apps.apple.com/jp/app/smart-metronome-tuner/id889571826
アンドロイドの方もアプリストアで「メトロノーム」と検索すれば出てくるので、そちらをインストールしてください。
それではまず、上の歯と下の歯をつけ息を吐いた時に「スー」と音が鳴る感覚を掴みましょう。
歯に舌を近づけることで「スー」という音がなりやすくなります。
この際、上記で説明した息を吸う時にお腹が膨んで吐く時に縮むという感覚を意識してみてください。
ここで、腹式呼吸の感覚が掴めない方にはこちらを意識してください!最も吐いた時を0、最も息を吸った時を10とすると、腹式呼吸は0~8の間でする呼吸です。
また、鼻から吸うよりも口から吸った方が腹式呼吸になりやすいです。
息を吐き切った0の状態で、お腹を腹筋を使って膨らませてください。
そして、その膨らませた状態をキープしながら、口から息を吸ってみましょう。
すると、息を吸うとお腹が膨んできて、あるところでこれ以上吸えない苦しいポイントがきて、それ以上吸うと、逆にお腹が縮んで胸と肩が上がります。
胸と肩が上がってしまった時、それは胸式呼吸で9~10の範囲まで息を吸ってしまっています。
腹式呼吸は息を最大まで吸わない呼吸を捉えるといいですね!
そして、吐く時にはお腹を縮める(へこませる)という感覚を掴んでください!
「スー」という音を腹式呼吸で鳴らせる感覚は掴めたでしょうか?
次にメトロノームを92に設定してください。
そして16カウント数えてみましょう。
この長さで1回行い、そのうちの15カウントは「スー」で吐いていきます。
最後の16カウント目だけは息を吸うのですが、1カウントで息を吸うので、口から吸い、同時にお腹も膨らませて、一瞬で8の量まで吸いましょう。
また、できるだけ吸う音が少ない方が良いです。
そして、すぐ15カウント吐いていきます。
そして1カウント息を吸う、また15カウント吐く...の繰り返しです。
このトレーニングを3分~5分連続で行うと、腹式呼吸の感覚を掴むと同時に、腹式呼吸に必要なインナーマッスルを鍛えていくことができます。
腹式呼吸はこのインナーマッスルをとても使う呼吸なので、初めのうちは痛くなってしまうかもしれません。
その時はトレーニングをやめましょう。
短い時間でも毎日続けていくことによってインナーマッスルが鍛えられ、最終的に5分ほど続けられるようになります。
この腹式呼吸の感覚を掴み、歌に応用していくだけでもとても効果があるので、まずはこの腹式呼吸をマスターしていきましょう!
発声の基本を身につける
それでは発声の練習をしていきましょう!
先ほど身につけた腹式呼吸を意識しながら「あ」という言葉をこの音程に合わせて発声していきましょう。
また、歌唱力をつけるために大きい声で自信をもって行いましょう。
また、高音になってくると、喉が閉まり苦しくなってきます。
その時は無理しないで自分が出せる高さに下がってくるのを待っていてください。
このトレーニングを1日1回は行いましょう。
裏声の練習方法
裏声を使いこなせるようになると、今よりも高い音域の歌が歌えるようになったり、表現力の幅を広げることができます。
裏声を出すには、まずリラックスすることが大切です。
最近だと優里/ドライフラワーのサビの「全部全部嫌いじゃないの」の赤字の部分が裏声だったり森山直太郎/さくら(独唱)なども裏声が多く使われており、
女性だと伊藤由奈/Preciousの「終わらないstoryつづくこの輝き」の部分が裏声だったりするので、この真似をするように発声してみてください。
初めのうちは安定しないのが裏声です。
裏声を使いこなすために、一日中裏声だけで生活したという方もいます。
それほど、裏声を安定させるのは根気が必要なことですので、諦めずに裏声を出し続けてみてください。
また、裏声の最大の難所は地声と裏声の切り替わり点です。
地声では高い!でも裏声だと低い!という音程を出せるようになると、とても歌うのが楽しくなります!
初めのうちは出すのも難しいですが、家で一人の時などに低く声をだすのがギリギリの音程の裏声をずっと出していると、だんだんと安定して出せるようになってきます。
裏声を安定させるのあたって最も重要なのが実は、腹式呼吸です。
ここでも腹式呼吸か!と思った方もいるかもしれませんが、それほど腹式呼吸というのは大きな役割を担っているんですね。
是非、練習の際に腹式呼吸を意識しながら発声してみてください。
高音を出す練習
「高音をだしたい」というのは多くの人が持っている課題だと思います。
しかしこれは裏声よりも時間がかかり、歌の中で最も大きな課題と言っていいでしょう。
しかし、無理に地声で高音を出すことなく、裏声を使って高音の部分をカバーするといったことも歌に個性をだす1つの方法です。
裏声になってしまうことはださいことではありません。
あなたの個性だと思って、裏声を使っていきましょう。
実はここでも腹式呼吸が大切になってきます。
お腹からの勢いで喉の負担を少なくすることで、高音をより楽に出せるようになります。
また、よく耳にする「ミックスボイス」という声の種類をマスターすることによって高い声がだせるようになります。
ミックスボイスについては下記で解説していますので、そちらをご覧ください。
音域を広げる練習
音域を広げるには、高音域を広げるのと、低音域を広げるのがあります。
上記で高音域については解説したので、低音域について解説していきます。低音域を広げるのは女性に多い課題ではないかと思います。
低音を出すには、喉をよく開くことが必要です。
あくびをする時をイメージするととても上達します。
また、顎を下げて顔全体に声を響かせるようなイメージで発声しましょう。
これも裏声同様、いつも出していると出やすくなるので、家などで暇があったら低い声を出しておくといいかもしれません!
声量を上げる練習
声量を出すにはここでも腹式呼吸が大切になってきます。
また、カラオケで人目を気にせずに腹式呼吸を意識しながら歌うことによって声量も上がっていきます。
また、声量をあげるというのは単純に声を大きくするだけではありません。
より響く声にすることによって声量が上がったように聞こえるのです。
それでは響く声とはどうゆう声でしょうか?それは息の成分が少ない声なのです。
声が響かない人に多くみられるのが息量が多い声です。
では声から息の成分を減らしていきましょう。
「息を止めて」と言われると喉で締める部分があると思います。
実はそこが声帯で、声帯は肺からの出口についています。
つまり、その声帯の閉まり具合を調節することによって息の量を調節することができます。
しかし締め過ぎには注意です。喉を痛める原因になります。
あくまでも、声帯意外の部分はリラックスし、力を入れない状態で声帯だけコントロールできるようにしましょう。
実際に声帯だけを締めることができると、声の音色が全く違い、締めると息の成分が減るので自分でも響きそうな声だなとわかります。
是非声帯の感覚を掴んで響く声を手に入れましょう!
ミックスボイスを出す練習
ミックスボイスというのは高音を出すにあたって最もよく耳にし、且つ習得がもっとも難しい発声方法と言えるでしょう。
ミックスボイスを習得するにはかなりの時間がかかる方もたくさんいるので、諦めずに練習することをおすすめします!
ミックスボイスを出すために必要な要素はこれまで解説してきたものが全て揃っています。
まずは腹式呼吸です。
そして次が裏声。
最後に声帯コントロール。
この全てをうまく使いこなすことによってミックスボイスを出せるようになります。
また、この練習中はずっと腹式呼吸が前提となっているので、ずっと意識しておいてください!
まずは、地声から裏声に変わる瞬間の感覚を覚えておきましょう。
その高さで裏声を出したまま、あくびをするように喉を開きます。
この時、声帯ではなく喉を開くということを意識しましょう。
そして、そこから声帯を締めていきます。
これはミックスボイスとなりますが、初めのうちは誰も感覚が掴めません。
練習して歌で使ってみる。
というのを繰り返して、だんだんと自分のものにしていくことができたらとても良いです!!
ミックスボイスおいて最も大切なのは声帯は締めて喉は開くということです。
そして顔の中で声を響かせるイメージを強く持ってください。
練習にはAlexandoros/ワタリドリや、アンジェラ・アキ/サクラ色などがおすすめですので、そちらで感覚を掴めるように練習してみてください!
もし、ミックスボイスを使いこなせるようになると、女性曲を男性が歌うことも可能になるので、歌を歌うことがとても楽しくなります!是非、ミックスボイスを自分のものにできるように頑張ってみてください!
自分の声を録音して練習
これまで解説していた練習を実践するにあたって、モチベーションがないと練習は続くものではありません。
そこで、自分の練習している声を録音してみましょう。
すると、「もっとこうした方がいいかな」などと、さらに自分の声をよくできる他、自分がボイトレによって上達してきた様を実感することができます!
それがボイトレにおいて最も大切なモチベーションにつながります。
是非、練習の際には自分の声を録音することをおすすめします!
独学でボイトレを行う際の注意点
独学でボイトレを行うにあたって注意しなければならないのが、適度な練習量を超えてしまったり、自分にあった適切な練習が行えないことです。
もしも、練習していて喉が痛くなってきてしまったら、それはあなたにとってよくない練習なのかもしれませんし、あなた自信で適切な練習量を把握しきれていない場合があります。
自分の身体を痛めてしまっては、ボイトレをした元も子もありません。
自分の身体を一番大切にしてください。
わからないことがあったらボイトレ教室に通ってみて、先生に聞くことが最もよい改善策です。
もし、ボイトレをするにあたって身体に影響が出てしまったり、わからないことがあったら、ボイトレスクールの体験に行って、尋ねるのがいいでしょう。
最後に
この記事では独学でボイトレを行う方法を解説してきましたが、全てにおいて理解していただきたいのが、全ての人に合っている練習方法ではないということです。
一般的にこの練習内容が効果的であるものを解説していきましたが、合わない人がいることも事実です。
記事冒頭にもお伝えしましたが、最も良いのはボイトレ教室に通うことです。
ボイトレ教室に通うと、わからことはすぐに聞けたり、自分にあった適切で効果的な練習をすることができ、独学と比べ上達に近い道を通ることができます。
是非、良いボイトレを行い理想の歌声を手に入れてください!
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大手レコード会社で10年以上勤務しており、歌手のプロデュースやディレクション、オーディションで発掘したアーティストをプロデュースしている。また音楽制作、宣伝プロモーションなど様々な業務を経験。運営者情報